愛媛に着いた夕刻にスハマソウが咲く塩ヶ森(525m)へと車を走らせました。塩ヶ森は東温市川内にある里山で、山頂部には園地が開かれており、山頂直下までドライブウェイが通じています。ドライブウェイ沿いの法面に咲くスハマソウは既にピークを過ぎた感はありましたが、まだ満開の状態で十分に鑑賞に耐え得る状態でした。山頂部にも足を延ばして、周辺の眺望や咲き始めた春の花々などを楽しみました。〔3月16日(土)〕
↓ ドライブウェイ沿いの法面に群落をなして咲くスハマソウ(キンポウゲ科スハマソウ属)。
↓ スハマソウ群落の目の先には展望台があり、東温市街地や松山平野の大眺望が見られました。
↓ 青みがかったスハマソウの花です。花弁のようになった見えるのは実は咢片で、その内側に多数の雄しべ、雌しべが見えます。
↓ 白い色の花の集合体です!
↓ 純白のスハマソウです。この花の雄しべの葯はピンク色でした。ほかには紫色系のものもあり、その変化ぶりには驚きます!
↓ 様々な色合いをしたスハマソウの群落です。太平洋側に育成するスハマソウは白色が多く、日本海側はさまざまな花色が見られると言われています。ここは日本海側の特徴を備えているようです。
↓ 美しい透き通った水色のスハマソウです。
↓ スハマソウの葉は常緑で先端が三つに破裂しミスミソウの葉に似ていますが、裂片の先端が丸くなっているのがスハマソウの特徴です。
↓ 山頂直下の駐車場まで上がり、山頂部を見上げました。山頂にはTV放送用などのアンテナが林立しています。
↓ 山頂直下の園地にタチツボスミレが咲いていました。
↓ 日溜まりにはタチツボスミレの群落が見られました。
↓ 名残りのヤブツバキの花が残っていました。園地にはコブシの樹が沢山ありますが、今年はまだ蕾が膨らんできていませんでした。
↓ 馬酔木(あせび)が花盛りでした。
↓ 塩ヶ森山頂に建つ二等三角点です。
↓ 山頂から眺めた東温市街です。
↓ 東南側の眼下には井内の集落が俯瞰出来ました。後背は雲に隠れかけた東温アルプスの尾根です。
↓ 山から下ろうとする頃、西日が伊予灘の彼方に沈もうとしていました。