四国で見られるコバイモを求めて「山の自由人」たちで愛媛へ日帰り遠征を行いました。日本にある7種類のコバイモのうち、アワコバイモ(阿波小貝母)とトサコバイモ(土佐小貝母)を四国で見ることが出来ます。今季初見のトサコバイモを加えて、今季はこれで5種類のコバイモを見たこととなりました。〔3月26日(火)〕
↓ 見事なアワコバイモを高縄山(愛媛県松山市)で見ること出来ました。
↓ アワコバイモは広い釣鐘形の花をつけ、その花被片には暗紫色の網目模様があります。
↓ アワコバイモの雄蕊の葯は黒紫色です。同じ広い釣鐘形の花をつけるものの雄蕊の葯が白色のミノコバイモとの見分けポイントです。
↓ アワコバイモは全体が濃い暗紫色を呈しており、他のコバイモと容易に区別出来ます!
↓ 高縄山の山頂に向かう管理道です。
↓ アワコバイモと一緒にハルトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)が咲いていました。
↓ 小田深山(愛媛県内子町)に向かう途中の久万高原町でトサコバイモに出会いました。
↓ トサコバイモは細い釣鐘形の花をつけ、その花被片には暗紫色の網目模様があります。ホソバナコバイモとよく似ていますが、ホソバナコバイモの花被片には網目模様ではなく淡い暗紫色の条線があります。
↓ 何と言ってトサコバイモの最大の特色は、雄蕊の葯が黒紫色であることです。ホソバノコバイモのそれは白色ですので容易に区別出来るかと思います。
↓ トサコバイモは四国地方と九州・熊本県に自生していると言われています。
↓ 小田深山につながる林道の法面にトサコバイモは自生していました。
↓ この角度で見るとトサコバイモの特色が顕著に確認できます!