修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

オンツツジの丘~今年は頗る早咲き

2020-04-13 06:59:50 | 散歩道

 春から初夏の愛媛で見るのが楽しみなオンツツジ(ツツジ科ツツジ属)が今年はもう咲いていました。例年であれば4月下旬から5月始め頃に見頃が来る花だけにちょっと驚きでした。早速に愛媛県東温市の鶴羽神社の裏山のオンツツジの丘を訪ねました。人間の背よりも高い大振りな深紅の花が斜面を紅く覆うように咲いていました。〔4月7日(火)〕

↓ オンツツジが小丘を深紅に染めて咲き始めていました。

↓ オンツツジは漢字では「雄躑躅」と書きます。オスのように雄々しく咲くことからの命名のようです。一名「ツクシアカツツジ」とも呼ばれているようです。

↓ 早咲きの今年は桜と一緒にオンツツジの花を見ることが出来ました。こんなことは今まで記憶にない事象です!

↓ 丘の上でもヤマザクラとオンツツジのコラボレーションが見られました。

↓ この辺りの山野に自生していたオンツツジは植木用に持ち去られて今は殆ど見掛けません。ここは地元の神社関係者の方々が小山に移植してその保護を図っていると聞いています。

↓ オンツツジが分布するのは和歌山、四国、九州(中部以南)と言われています。キレンゲショウマなどと同様で、所謂「襲速紀(そはやき)要素」の植物のひとつとのことです。フォッサマグナ以西、中央構造線以南の地域に自生する植物という意味です。

↓ 踏み跡を探して小丘の中に踏み込んでみました。背丈3~5メートル程の樹の先っぽまで5裂した大きな花弁が付き咲き誇っていました。

↓ 樹下から桜とオンツツジの珍しい競演シーンを眺めることが出来ました。

↓ この紅白の花の競演シーンはやはり貴重です!

↓ ちょっと紫色がかったオンツツジの群落も見ることが出来ました。

↓ 上空にヘリコプターが飛来!近くの皿ヶ嶺の林道工事を行っているヘリのようです。

↓ 少し離れた所からヤマザクラとオンツツジの競演シーンを遠望することが出来ました。

↓ 山肌はもう「山笑う」季節を迎えているようです!季節の進行は頗る早いですね!!

↓ オンツツジの小丘は東温アルプス、皿ヶ嶺連峰の山々に抱かれて一画にあります。