4泊5日の愛媛への滞在を終えて帰広しました。芸北の早咲きの桜はもう最終盤を迎えている頃と思いつつもやはり気になるので訪ねてみることに。先ずは広島県安芸太田町寺領にある「与一野の枝垂れ桜」を訪ねました。標高400メートル余の山間の丘陵地に立つ形が良いことから人気のエドヒガンの一本桜です。〔4月10日(金)〕
↓ 山間の集落の高台のマウンドの上に立ち、水を張った田圃にその美しい影を落とす与一野の枝垂れ桜です。
↓ 散った花弁もあまりなく、ちょうど満開の最後の見頃といったところでした。
↓ 高台にある農家の庭先から田圃越しに眺めました。昭和15年(1940年)の皇紀2600年を奉祝してご当主が植えられたとのことですので、今年はそれからちょうど80年になります。
↓ 地元の方々に植えて戴いた心尽くしのボケの花越しに枝垂れ桜を眺めました。こうした色の対比も一興です!
↓ 比較的に若い樹ではありながらも、樹高12メートル程までに成長し均衡がとれた樹形で人気を集めています。
↓ 最下部の枝は密に花弁を付けて地面に平行に伸びて美しい樹形形成の一端を担っています。
↓ 樹下近くから見上げた天頂部の咲きっぷりです。花弁はあくまで潤沢で枝の先は素直に枝垂れています。
↓ もう一方の太い枝の天頂部です。この樹の迫力はこの部分の力強い咲きっぷりから生まれています。大きく咲いて大胆に枝垂れる様は魅力的です。
↓ 与一野の集落側から高台のマウンド上に咲く「与一野の枝垂れ桜」を見上げました。斜面に植えられた桜もよく成長して主の桜を色合いでは凌駕しそうなほどまでになりました。
↓ 花桃の紅の花越しに「与一野のしだれ桜」の咲く高台を見上げました。今年は新型コロナウィルス禍もあって地元の歓迎行事は休止となりましたが、処々に地元の方々のご配慮が行き届き気持ち良く拝見することが出来ました。