盛夏の芸北の山や湿原を転戦しての最後はキキョウ(キキョウ科キキョウ属)の花が咲き誇り始めている筈の深入山へ登ることとしました。盛夏の午後は山登りには決して適した時間とは言えませんが、先ずは暑さへの耐力を試すことを第一として、焦る気持ちや尻込みしそうな弱音を排して、途中での休憩は臆することなくとりながら一歩一歩確実に歩んで行くと、思っていた以上に難なく山頂に到達出来ました。盛夏の山もまた美し・・・と感嘆する山行となりました。〔7月21日(水)〕
↓ 南登山口から見上げたこの日の深入山です。避暑がてらグリーンシャワーを訪ねたグループの方々が山麓に咲く山野草を楽しんでおられました。
↓ 南登山ルートは出だしから急坂が続きなかなかに厳しいものがあります。上方のなだらかな稜線が眩しいほどです。
↓ 汗が吹き出るほどに、青々とした夏空でした!
↓ 山上の心地良い風の中に早く身を置きたくなってくる青空でした!
↓ 登山口からキキョウの花が沢山咲いており、遠く恐羅漢山を望む急坂の路傍にもまたキキョウの群落がありました。
↓ 山頂を望む草原はさながらキキョウのお花畑と化していました。
↓ この時節、キキョウの花が最も美しい頃です!
↓ もう期待していなかったササユリ(ユリ科ユリ属)が登山道沿いにまだ沢山咲いており驚きました。
↓ カキラン(ラン科カキラン属)とも予期せぬ出会いで、こちらは嬉しくなりました!
↓ コバギボウシ(キジカクシ科ギボウシ属)がキキョウと共に盛んに咲いていました。
↓ 心地良い風の渡る百畳岩で小休止!山頂まであと少しです!!
↓ 山頂直下の休憩岩から青々とした恐羅漢山、十方山など西中国山地の核心部を眺めました。
↓ 山の大眺望にコバギボウシが花を添えていました。
↓ 遥か東方の山並みの上に積乱雲を望む深入山(1,152.7m)の山頂!
↓ 周囲360度の大眺望の中でユウスゲ(ススキノキ科ワスレグサ属)が健気に花開こうとしていました。
↓ 山頂部の草原の一角をカワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)がピンクに染めていました。
↓ 山頂から上り来た登山道を俯瞰しました。