修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

秋色の芸北へ~先ずは三次へ

2018-11-20 07:51:25 | 散歩道

 所属している写真同好グループの日帰りの撮影遠征に参加して三次、安芸高田方面へ出掛けました。 秋色の芸北の景観の撮影が目的でした。早朝に広島市内を出発して広島道、中国道を通って先ずは三次市を目指しました。〔11月18日(日)〕

↓ 中国道安佐サービスエリアで準備運動方々場内の様々な色合いのカエデの葉の撮影に挑戦してみました。

 ↓ 赤、橙、黄、緑・・・とカエデの葉は色様々でした。先ずは紅!

 ↓ 黄、橙、緑・・・・、清新さがまた魅力でした。

 ↓ 紅と緑が混在、これも魅力満点でした!

 ↓ 橙、緑、紅・・・と多重な色合いでした。

 ↓ 十分に色付いた樹々の間からサービスエリアの北側の小山が望めました。

 ↓ 三次に着いて、先ずは三次藩浅野家の菩提寺の鳳源寺を訪ねました。

 ↓ 鳳源寺の本堂です。境内には三次浅野家から赤穂の浅野内匠頭長矩に嫁した阿久利姫(のちの搖泉院)の遺髪の塔があり、義士堂も建てられており忠臣蔵関連の寺としても有名です。

 ↓ 境内は紅葉の盛りの頃合を迎えていました。

 ↓ 本堂の裏手にある愚極泉(ぐきょくせん)。当寺の四代目住職愚極和尚が築庭したと伝えられています。池の畔で落ち葉を焼く焚火をしていました。

 ↓ 境内に稲荷大明神が祀られていました。

 ↓ 阿久利姫の像が建てられいる小丘の上から紅葉した樹々越しに鳳源寺本堂が俯瞰出来ました。


↓ 阿久利姫像

 ↓ 小丘の上に祀られた義士堂!赤穂浪士の像が祀られています。

 ↓ 小丘の上から稲荷大明神の本殿越しに紅葉した樹々を見下ろしました。

 ↓ 小丘の上に祀られた神道碑。三次藩祖浅野長治公が父浅野長晟公の7回忌に遺徳を讃えるために建てた碑とのこと。 


筒賀大歳神社の大銀杏&龍頭峡

2018-11-19 07:43:40 | 散歩道

 引き明けの森、天上山へ登る前に筒賀大歳神社にある「筒賀の大銀杏」を訪ね龍頭峡の入口を歩きました。大銀杏にはまだ黄葉が残っていることを期待していましたが、残念ながらもうすっかり落下していました。落胆しながら龍頭峡へと車を走らせるともう晩期となった紅葉がいかにも秋の深まりを感じさせるように渓流を彩っていました。〔11月16日(金)〕

↓ 11月2日に訪ねた時には青葉が目立つ大銀杏でしたが、それから2週間経ったこの日は全ての葉を落下させてかなりの日々が経った様子でした。

 ↓ 大歳神社は参拝する人の姿もなく大銀杏の落ち葉の中で静かに佇んでいました。

 ↓ すっかり葉を落とした大銀杏の上部です。

 ↓ 落ち葉は多くの人達に踏まれてもう生気がなく、忘れられたように静寂の中に沈んだ筒賀大歳神社でした。

 ↓ 昨年に続き今年の筒賀の大銀杏も黄葉の見頃の期間が極端に短く早々に葉を落としたようです。

 ↓ 大銀杏を後にして龍頭峡へと車を走らせました。渓谷の核心部の森林館近くの三谷川沿いのカエデが見事に紅葉して迎えてくれました。

 ↓ 紅葉が進んだ三谷川沿いの園地です。

 ↓ 紅葉と樹々の落ち葉に包まれた龍頭峡の森林館を見上げました。

 ↓ 谷の奥には「追森の滝」の岩壁がそそり立っていました。滝が流れ落ちるような岩壁の風情に名付けられたと聞いています。


錦秋の引き明けの森を抜けて天上山へ

2018-11-18 06:02:10 | 山歩き

  西中国山地で最後に紅葉を楽しめる引き明けの森を訪ね天上山(972.6m)まで脚を伸ばしました。今年の山の紅葉は例年比で少し早めのようで、引き明けの森の紅葉もピークをなかり過ぎた佇まいでした。それでもここの森は決して登山者を落胆させることはなく、谷の奥には黄金色に輝かんばかりの一画を残してくれていました。今年もまた大いに紅葉に酔った引き明けの森・天上山々行となりました。〔11月16日(金)〕

↓ 龍頭峡登山口から山行のスタートを切りました。

↓ 険しい龍頭峡の懸崖の中ほどを巻きながら谷の奥へと進んで行きました。

 ↓ 登山道沿いの森の樹々はもう殆ど葉を落としていました。

 ↓ 深く積もった枯れ葉を踏みながらの山行でした。

 ↓ 登山口から約1時間で「引き明けの森」に到達しました。

↓ 「引き明けの森」に入ると杉や檜、モミなどの古木が林立しています。

 ↓ 森の主と言われている栃の古木です。

 ↓ 栃の古木を過ぎて周回路に入ると樹々の彩りが濃くなってきました。

↓ 古木の森らしいダイナミックな紅葉が展開されています。

 ↓ 下生えや七色の紅葉のグラデーションが楽しめる森です。

 ↓ 深い森を明るくしてくれる燃えるような紅のカエデ!

 ↓ 天上山の緑の山肌を背にして紅く枝垂れるカエデ!

 ↓ 引き明けの森の一番奥まった辺りは黄金色一色に染まっていました。

 ↓ この色合いは何に例えられるでしょか!?圧倒的な黄金色の森に溜息が出そうでした!

↓ 引き明けの森に1時間は滞在していたでしょうか!? やっと森を抜けると林道正木仁井仁線に出ました。

 ↓ 林道脇の登山口から下生えのクロモジの黄葉が広がる杉林の中の急坂を登って天上山へと向かいました。

↓ 天上山々頂からの眺望です。十方山、恐羅漢山、内黒山などが望めます。
  


西山興隆寺の紅葉(愛媛県西条市)

2018-11-17 12:15:23 | 散歩道

 四国には四国八十八ヶ所霊場のほかに四国別格二十霊場があります。両方を併せると百八となり人間の煩悩の数になることから、煩悩消滅のお大師様の道ということで両者を併せてお参りするお遍路さんもも多くおられます。その別格二十霊場の第10番札所が愛媛県西条市丹原にある西山興隆寺です。愛媛の紅葉の名所の一つとのことで、この日広島への帰路に参拝も兼ねて立ち寄ってきました。〔11月15日(木)〕

 ↓ 西山興隆寺の山門(仁王門)です。標高差200メートル程の寺域の下の方にあり、この辺りの紅葉は12月初め頃になるそうです。

 ↓ 長い石段の坂道を辿って上部の本堂近くまで上がってくると境内の樹々が色付いてきていました。

 ↓ 美しい城郭様式の石垣で守られた本堂や大師堂のある境内のモミジは綺麗に色付いていました、

 ↓ 西山興隆寺本堂です。銅板葺の寄棟造、1375年(文中4年)建立の国指定の重要文化財。

 ↓ 三重塔。1836年(天保7年)の作、愛媛県指定文化財。

 ↓ 境内の上部の紅葉が見頃を迎えていました。寺域全体に繁る杉の古木とのコラボ、コントラストが見事でした。

 ↓ 本堂横手に建つ聖天堂を彩る紅葉!

 ↓ 銅板葺きの本堂の屋根を覆うように延びた紅葉したモミジの枝!

 ↓ 青空の下、彩りを深めてきたモミジが輝いていました。

 ↓ 本堂脇の大きなモミジの紅葉は今が最高潮といったところか!?

 ↓ 本堂の銅板葺きの屋根に紅葉がよくマッチして華やかで美しい境内を現出させていました!

 ↓ 逆光の中の紅葉が興隆寺の堂宇群を秋色に染めていました!

 ↓ 天高く伸びたカエデが天空の杉と楽しい紅と緑のコラボレーションを演じていました。

 ↓ 秋の深まりと共に境内の様々な樹々が色付き始めていました。

↓ 庫裏前の高台から谷間の先に道前平野や燧灘が望めました。この谷間が紅葉するのはまだ半月ほど先でしょうか!?


冬支度に入った皿ヶ嶺を歩く

2018-11-16 07:11:16 | 山歩き

 3か月振りに愛媛県東温市の皿ヶ嶺(1,278m)を歩きました。朝から庭木の剪定をした後の午後2時過ぎに水の元を出発し上林峠を経由して竜神平へ上がり、山頂を踏む時間がなかったので竜神平から風穴を経由して水の元に下りました。途中でちょっと新ルートの探索などもして、下山時刻は日没後になってしまいましたが、登山口から松山の夜景を見ることが出来てまた一興でした。〔11月14日(水)〕

↓ 麓の定点からよく晴れ上がったこの日の皿ヶ嶺を見上げました。

↓ 水の元からスタートしました。まだ紅葉が残っていることを期待していましたが、それは儚い夢でした。

↓ 紅葉に彩られた天狗の庭を期待していましたが、樹々はすっかり葉を落として、森はすっかり冬支度を始めていました。

↓ それでも足元にハガクレツリフネが冷気の中で身を震わせるようにして咲き残っていてくれました。

↓ すっかり葉を落とした森を清々しい気持ちで通り抜けて上林峠へと急ぎました。

↓ 上林峠への登山道が7月の西日本豪雨で崩壊しているとの告知が貼り出されいました。

↓ 自己責任で上林峠へのルートを採りました。2つの崩土箇所を無事に通過出来ました。

↓ 上林峠

↓ 上林峠から標高差120メートルを一気に登る階段道を辿りました。

↓ 西日射すブナや赤松の樹が繁る森を抜けて竜神平へと急ぎました。

↓ 西日が山の端に沈み始める頃に竜神平に入りました。

↓ 隣接する森にはまだ西日が射す竜神平です。

↓ 夕焼け空を背にしたブナ林の中を急ぎ下山して行きました。

↓ 眼下には西日を浴びる松山平野が広がっていました。

↓ 風穴に下る頃には足元が随分と暗くなってきましたので、ヘッドランプを点けて水の元への最後の斜面を下りました。

↓ 登山口の水の元に下って、避難小屋のべランダから暮れ行く松山の夜景を楽しみました。