修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

八幡高原・霧ヶ谷湿原を歩く

2019-07-16 07:20:13 | 山歩き

 急転直下の梅雨の中休みで妻のチャコと共に青空が覗く八幡高原の霧ヶ谷湿原を訪ねました。下界は朝から30℃を超える暑さとなりましたが、芸北は20数度の快適な天気でした。夏の花々が咲き揃うには少し早すぎるかなと懸念しながらの探訪でしたが、盛夏の花がもう咲き始めており、期待を上回る湿原の花を楽しめました。〔7月15日(月)海の日〕

↓ 夏の湿原を力強く彩るハンカイソウ(キク科メタカラコウ属)が見事に咲き揃ってきていました。蝶が蜜を求めて集まります。

↓ ノハナショウブ(アヤメ科アヤメ属)が最終盤ながらもまだ綺麗な姿を見せてくれました。園芸種のハナショウブの原種でノハナショウブと呼ぶのが正しいようです!

↓ ノリウツギ(アジサイ科アジサイ属)の白い花が、湿原の周縁を白く彩っていました。

↓ 木道が伸びる霧ヶ谷湿原です。後背のなだらかな山は掛頭山(1126.1m)です。

↓ クサレダマ(サクラソウ科オカトラノオ属)が咲き始めていました。

↓ ミズチドリ(ラン科ツレサギソウ属)の花穂も大きくなってきました。

↓ コバギボウシ(キジカクシ科ギボウシ属)は湿原では開花を始めたところでした。

↓ チダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)も咲き始めでした。やがて原はこの花で薄いピンクの染められるでしょう!

↓ 木道の周りを白く彩っているのは元来は植生のマーガレット(キク科モクシュンギク属)でしょうか!

↓ 咲き始めのヒヨドリバナ(キク科フジバカマ属)です。

↓ ビッチュウフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)は揃い咲きを始めていました。

↓ ミズチドリとビッチュウフウロのコラボレーションです!

↓ オカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属)も沢山姿を見せていました。

↓ 立派な木道の両側の草原には多種多様な花々が咲き、ハイカーの足はなかなか前に進みません!

↓ 見事に花開いたハンカイソウ(キク科メタカラコウ属)。

↓ 原っぱにミヤコグサ(マメ科ミヤコグサ属)の花が咲いていました。


フウラン&近在の散策

2019-07-15 07:36:56 | 散歩道

 雨は降らないもののはっきりとしない梅雨空の一日でした。晴れ間も見えそうとの天気予報は外れました。そんな中を昼下がりに安佐北区矢口から東区温品に抜ける中国自然歩道を菰口の延命地蔵まで歩きました。湿度が高く、とても快適なエクササイズという訳にはいきませんでした。〔7月14日(日)〕

↓ ウォーキングに出掛ける前に満開となったわが家のフウラン(ラン科フウラン属)を鑑賞しました。昨年7月に島根県大田市の寺院から頂きミズゴケに巻いて鉢に仮植えしていた株が綺麗に咲いてくれました。

↓ 今年はこれ一株が咲いただけでしたが、来年はもっと咲いて欲しいものです!

↓ ウォーキングに出ると、民家の庭先にオシロイバナ(オシロイバナ科オシロイバナ属)が綺麗咲いていました。

↓ オトギリソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属)も立派な花を咲かせていました。

↓ ムクゲ(アオイ科フヨウ属)の花が咲き進んでくると梅雨明け近しという感じになります。

↓ ショウジョウソウ(トウダイグサ科トウダイグサ属)が苞葉を色付かせて咲いていました。紅く色付くのは蜜標と呼ばれ、虫たちを呼び寄せるためと言われています。

↓ 中国自然歩道に沿って狭いながらも棚田が広がっています。

↓ 棚田の水田にアオサギが立ちんぼをしていました。

↓ アオサギの飛翔です!

↓ 菰口の小さな集落を抜けてウォーキングを続けました。

↓ 路傍の花壇に咲いていました。初見の花ですが、ガウラ(アカバナ科ガウラ属)の仲間のように思われます。

↓ 菰口延命地蔵への入口です。境内には地蔵堂があり、延命水と呼ばれる水汲み場も設けられています。

↓ 延命地蔵から樹々越しに谷間に散らばる菰口の集落を眺めました。


雨の平和大通りを歩く

2019-07-14 07:06:45 | 散歩道

 広島県立美術館で新県美展への出展作品の返還を受けた後、久し振りに平和大通りに足を延ばして散策しました。曇天下の散策の積もりでしたが、歩き始める頃になって雨となってしまいました。当初予定を短縮して鶴見橋から三川町交差点の間を往復しましたが、気温20数度という過ごし易い天気で、雨を除けば心地良い散策となりました。〔7月13日(土)〕

↓ 鶴見橋から眺めた雨の平和大通りです。

↓ クスノキを始めとする平和大通りの樹々はもうすっかり夏の様相です!

↓ 植え込みに真っ白なクチナシ(アカネ科クチナシ属)の花が咲いていました。

↓ 三川町交差点から西方角の平和大通りを眺めました。今日の散策はここまでとして、鶴見橋方面に引き返しました。

↓ 庭園風に造作された平和大通りの植え込みです。

↓ 通りには多くの車が行き交いますが、その脇の植え込みには気持ちの良い散策路が続いています。

↓ 田中町交差点の見事な花壇です。

↓ 鶴見橋西詰の植え込みに咲いていたアメリカデイゴ(マメ科デイゴ属)の花です。

↓ このアメリカデイゴの樹は昭和28年にアルゼンチンのペロン大統領夫人エバ・ペロン氏(「エビータ」と親しみを込めて呼ばれます)から贈られた種子に由来するもののようです。


↓ ヒマラヤスギ(マツ科ヒマラヤスギ属)の大木に真っ白な球果が実っていました。これはまだ若い雌花の実です!

↓ このヒマラヤスギも鶴見橋西詰南側の植え込みにあります。

↓ 鶴見橋橋東詰に近い比治山公園下の歩道上にカラフルな花壇がありました。


湯坂の棚田を訪ねる

2019-07-13 07:35:36 | 散歩道

 昨年7月の西日本豪雨で大きな被害にあった湯坂地区(広島市安佐北区)の棚田を訪ねました。災害直後に訪ねた時に見事な棚田の光景に感銘を受けたことを思い出して、一年ぶりの再訪を果たし写真を撮って回りました。湯坂川や志和越川沿いの道や田圃はまだ完全に修復されていませんが、集落の中はほぼ復旧しているように見受けました。〔7月12日(金)〕

↓ 棚田の上部から下方を俯瞰しました。数えきれないほど段々が築かれて広々とした田圃が拓かれています。

↓ 間もなく盛夏を迎えて、ヒマワリ(キク科ヒマワリ属)の季節となります。

↓ 棚田の最上段部には長々とした堅固な石垣が伸びていました。

 ↓ 棚田の仲程から湯坂峠方面を仰ぎ見ました。峠は集落から遥か奥にあります。

 ↓ 遥かに長者山(571m)を望む風光明媚な湯坂の棚田です。

 ↓ 農家の庭にチェリーセージ(シソ科アキギリ属)が咲いていました。

↓ 湯坂川と支流の志和越川沿いに集落が築かれ、その間の広い斜面に棚田が拓かれています。

 ↓ ダリア(キク科ダリア属)も盛夏に似合う花です!

 ↓ 湯坂集落の奥の谷間に再建された菜種油を搾る水車小屋があります。江戸時代にはここ狩留家地区は菜種油で栄えたと伝えられています。

 ↓ 湯坂集落から湯坂峠、東広島市志和町に抜ける林道は災害から1年経った今も不通で8月16日を期限として復旧工事が行われている様子でした。


続・散策路に咲く花々

2019-07-12 07:03:29 | 散歩道

 引き続く梅雨の一日、この日も午後には雨になるという予報でした。昼前に自宅を出て、昼食時間を遅くしての散策となりました。道中初見の花もあって楽しい植物観察の時間ともなりましたが、つい歩く時間が長くなってしまい最後には雨が降り始めてしまいました。〔7月10日(水)〕

↓ 初見の花です。菜園の畔に咲いていました。調べてみると、カルフォルニア・ポピー(ケシ科ハナビシソウ属)とのこと。

↓ カルフォルニア・ポピーは花菱草とも呼ばれるとのことです。

↓ ムラサキツユクサ(ツユクサ科ムラサキツユクサ属)は梅雨の季節に似合う花です!

↓ 民家の花壇を埋めていたニチニチソウ(キョウチクトウ科ニチニチソウ属)は、バリエーション豊かな花です。

↓ 途中立ち寄った住宅団地から太田川、武田山を眺めました。

↓ こちらは野生のカタバミ(カタバミ科カタバミ属)です。

↓ サルスベリ(百日紅)(ミソハギ科サルスベリ属)はやはり真夏の花のイメージですね!

↓ 散歩の足はつい太田川河畔に向かいました。今日の太田川は風もなく静かに周りの景観を川面に写し込んでいました。

↓ 川面に梅雨空を見る!

↓ 梅雨時にしては太田川の水量は少なめです。露出した岩の上にカワウの姿がありました。

↓ ルドベキア(キク科オオハンゴンソウ属)は満開です!

↓ アガパンサス(ユリ科アガパンサス属)もそろそろ花の盛りを過ぎる頃となりました。