修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

井仁の棚田にタチアオイが咲く頃

2022-06-20 20:40:46 | 散歩道

 旧羅漢山でオオヤマレンゲの饗宴を楽しんだ帰路に、日本棚田100選のひとつの井仁の棚田(広島県安芸太田町)に立ち寄りました。田植えを終えてから1か月半程が経ち緑が濃くなってきた棚田を色鮮やかなタチアオイアオイ科タチアオイ属)の花が飾っているだろうと期待してのことでした。〔6月17日(金)〕

↓ タチアオイの花には少し早すぎるかなと気懸りでしたが、先陣の花々がちょうど見事に開花しており見頃でした。

↓ 走りのタチアオイの花も美しいものです。これから盛夏に向かってタチアオイの花は上へ上へと咲き上がって行きます。

↓ 稲が育ってきた棚田の緑とピンクや紅のタチアオイの花の織り成す景観は初夏の芸北の風物詩と言えるかと思います。

↓ 山裾の祇園坊の柿畑で競うようして咲き誇るタチアオイです。緑なす柿畑や森をバックにしても美しい花です!

↓ 棚田の中ほどの休耕田にも一群のタチアオイが育てられており、紅の花を中心に咲き始めていました。

↓ タチアオイの花越しに棚田を見下ろす情景も良いものです!


恐羅漢山・旧羅漢山再訪

2022-06-19 20:22:15 | 山歩き

 6月初めから約半月ぶりに恐羅漢山~旧羅漢山を歩きました。半月という短いインターバルながら、山の様子は随分と変わっていました。コアジサイ、ナツハゼ、お目当てのオオヤマレンゲが咲き始め、サラサドウダンやタンナサワフタギなどは花期を終えようとしていました。野趣豊かなこの山域はいつ歩いても心地良く、豊かな気宇を抱かせてくれます。〔6月17日(金)〕

↓ 牛小屋高原からスキー場に歩を進めようと山道に入ると直ぐにコアジサイ(アジサイ科アジサイ属)が姿を見せてくれました。

↓ コアジサイは山に咲くアジサイで、甘い香りを放ちます。花言葉は「忍耐強い愛」。

↓ 登山道の通るスキー場のゲレンデにはブタナ(キク科コウゾリナ属)の花園が広がっていました。

↓ 黄色のブタナの花で埋め尽くされたゲレンデを見下ろしました。

↓ 例年通りゲレンデの一角にノコギリソウ(キク科ノコギリソウ属)が咲いていました。

↓ ササユリもぼつぼつと咲き始めていました。これは立派な花が咲きそうな株の蕾です!

↓ ゲレンデトップではナツハゼ(ツツジ科スノキ属)が開花してきていました。

↓ 樹林帯に入ると、コバノフユイチゴ(バラ科キイチゴ属)が開花していました。

↓ 名残りのタンナサワフタギ(ハイノキ科ハイノキ属)の花に出会いました。

↓ ブナ(ブナ科ブナ属)抜きでは恐羅漢山は語れません!

↓ 今朝は比較的早いスタートだったので、恐羅漢山の山頂には一番で到達したようでした。

↓ 旧羅漢山への稜線部のサラサドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)の花は殆ど落下していましたが、ここにはまだ名残りの花が若干残っていました。

↓ 大きな杉が林立する稜線越しに内黒峠方面の山並みを遠望しました。

↓ 平太小屋原の湿地にあるモリアオガエルの卵は、もう枝から湿地に落下しており、その泡の上にサラサドウダンの花が積もっていました。

↓ 旧羅漢山への上り道沿いでギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属)の姿が確認出来ました!

↓ 旧羅漢山々頂には、大岩が鎮座しています!

↓ 旧羅漢山の大岩の陰で木漏れ日を受けて咲くオオヤマレンゲ(モクレン科モクレン属)!

 

 


森の貴婦人を訪ねて

2022-06-18 20:10:00 | 山歩き

 6月の初めに下見をしたオオヤマレンゲ(モクレン科モクレン属)がそろそろ見頃を迎えている筈と思い旧羅漢山を訪ねました。「森の貴婦人」とか「天女花」などとも呼ばれるオオヤマレンゲですが、期待に違わず見事に開花した姿を見せてくれました。〔6月17日(金)〕

↓ 旧羅漢山の山頂部の岩陰で今年も高貴に微笑んだ姿を見せてくれました。

↓ 外側の花被片を広げて咲いた姿は、”森のクマさん”のようでもあります。この愛らしい姿もオオヤマレンゲの魅力のひとつです。

↓ オオヤマレンゲの花芯部です。雌しべは約10個で螺旋状についており、その周りを多数の淡赤色の雄しべがこれまた螺旋状に囲んでいます。

↓ オオヤマレンゲの花は概して樹の高い所に下向き乃至横向きの咲きます。下から見上げると木漏れ日の中で眩しいこと頻りです。

↓ 頭上遥かの高みでの”天女の微笑み”といったところでしょうか!高貴感の漂う花です!!

↓ 森の中で華麗に咲く、将に「森の貴婦人」の貫禄です!

↓ 間もなく開花しそうな蕾です。

↓ 高い樹の上で輝くように咲く一輪です。豊かな森の象徴のようでもあります。


あじさい寺 観音寺を訪ねる

2022-06-17 21:39:11 | 散歩道

 梅雨入りして最初の晴れ間となったこの日、広島のあじさい寺・観音寺(広島市佐伯区坪井町)を訪ねました。観音寺には400種類5000株のあじさいが育てられており、只今「あじさい祭り」を開催中で、6月5日(日)から6月26日(日)までの間入場が可能です。〔6月16日(木)〕

↓ 観音寺は臨済宗妙心寺派の寺院であるだけに、庭園に安置された石仏や石像とあじさいの花のコラボを楽しみながら庭園内を歩くことが出来ます!

↓ 観音寺はまた山陽花の寺第24番札所として四季折々の花に包まれます。現在は見事なあじさいの花が咲き誇っています。観音像とあじさいの絶妙のコラボレーションです。

↓ 何気ないカットですが、心癒される思いもします!

↓ あじさいの花に包まれた裏山から観音寺の本堂を眺めることが出来ました!

↓ 春から雨の少なかった広島でしたが、梅雨入りと共に雨に恵まれてあじさいも元気に咲き揃ってきているようです!

↓ 多種多様なあじさいに包まれた一画です。競うように見事に咲いてきました!

↓ 緑なす山懐にあじさい園が広がっています!

↓ 平日とは言え、「あじさい祭り」を開催中で多くの参拝者、観光客の姿がありました。

↓ 美しく咲いた花はつい愛おしくなります!

↓ 幻想的とも言えるあじさいの花の色合いです!

↓ ここには情熱的な紅い花が咲き誇っていました!

↓ 瑞々しくも大きく咲きました!なかなかの迫力です!

↓ このガクアジサイは何かの細工のようにも見えました!

↓ 「四角形の花」のイメージ!?

↓ 観音寺では「あじさい祭り」と共に「風鈴祭り」も同時開催中です。


初夏の芸北の小湿原

2022-06-16 20:22:07 | 散歩道

 トキソウを訪ねた芸北の小湿原の周りには初夏らしい景観が広がっていました。何気ない景色ですが、暫し季節を感じる良い時間を過ごせました。〔6月12日(日〕

↓ 今の八幡高原にはヤブデマリ(スイカズラ科ガマズミ属)が盛んに咲いています。

↓ 春の花々の花期が終わった高原の湿原には、クサソテツ(コウヤワラビ科クサソテツ属)の葉が伸び、レンゲツツジ(ツツジ科ツツジ属)が色を添えていました。

↓ 湿原の中に背の低いレンゲツツジの姿が見られました。

↓ 湿原の外縁部にキツネノボタン(キンポウゲ科キンポウゲ属)が咲いていました!

↓ キツネノボタンと並んでムラサキツメクサ(マメ科シャジクソウ属)に姿が多く見られました。高原ではまだ咲き始めといった感じでした。

↓ 湿原近くの繁みにアマドコロ(キジカクシ科アマドコロ属)の群落がありました。

↓ 湿原の一画にはカキツバタ(アヤメ科アヤメ属)が広がっていました。

↓ まだまだ健全な高原のカキツバタです。

↓ 高原の山の道を走っていると小さな湿原に出会えます!