修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

竜神平~高原の空高く!

2022-09-25 21:40:37 | 山歩き

 久々の皿ヶ嶺でした。花々や樹々の観察とウォーキング日課の消化を主目的として、山頂は狙わず高原の湿原の竜神平までのピストンと決めました。昨日に続く好天で、高原の秋の空は飽くまでも高く、秋めいた樹々も数多あって、秋の気を存分に吸うことが出来ました。〔9月24日(土)〕

↓ ススキの穂の揺れる竜神平にはすっかりと秋の気配が漂っていました。

↓ 湿原の一角にあるブナの樹が例年通りに今年も早々に色づき始めていました。

↓ 見事に穂を広げたススキが竜神平を抜ける登山道に被さってきていました。

↓ 湿原の中ほどの登山道脇に沢山の実を付けたマユミ(ニシキギ科ニシキギ属)の樹が構えるようにして立っていました。

↓ マユミの実はまだ皮を被ったままの状態でした。やがて皮が割れて紅い実や種が姿を現します。

↓ 湿原に隣接する樹林帯の上空まで青々と秋の空が広がっていました!

↓ 竜神平から皿ヶ嶺山頂方向を仰ぎ見ました!山頂部の上空にも特異な秋の雲が広がっていました。

↓ 愛媛大学の山小屋前でガマズミ(レンプクソウ科ガマズミ属)の実が紅く熟れてきていました。


皿ヶ嶺に秋の花々を求めて!

2022-09-24 20:26:08 | 山歩き

 愛媛への滞在中は今回もなかなかに忙しい状況です。そんな日々ながら、何とか秋の花が咲く山を歩きたいと願い、半日スケジュールを明けて皿ヶ嶺に出掛けました。週末の好日とあって、山は大賑わいの状況でしたが、当方はお目当ての花を目指してまずはお花畑へと歩きました。〔9月24日(土)〕

↓ 皿ヶ嶺への道すがら彼岸花が咲き誇る麓から皿ヶ嶺を望みました。

↓ 皿ヶ嶺への登山口の上林森林公園から稜線部を見上げました。山域の樹々もそろそろ色付き始める頃です。

↓ 上林森林公園でのお目当てはタカネハンショウズル(キンポウゲ科センニンソウ属)の花に逢うことでした。例年この時期に咲き始める花ですが、今年は何ともう姿を見ることが出来ない程に花期が終わっていました。探し回って、何とか名残りの花を見付けることが出来ました。

↓ 風穴のバックヤードに当たるお花畑を覆っていたのは、ハガクレツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)の花でした。夏に比べて花の色合いの透明度が高く、上品な佇まいが感じられました。

↓ この時節、涼し気でさっぱりとした咲きっぷりです!

↓ 登山道沿いの斜面は一面ハガクレツリフネの群落で埋め尽くされています。

↓ タカネハンショウズルと共にこの日のお目当ての花はシコクブシ(キンポウゲ科トリカブト属)でした。この時期頃から咲き始める花ですが、お花畑のあちこちで既に美しく開花していました。

↓ シコクブシは四国に特産するトリカブトです。これから続々と咲き揃ってきます。

↓ シコクブシと同じ仲間のレイジンソウ(キンポウゲ科トリカブト属)にも出逢えました。

↓ この日最も驚いたのはレイジンソウが大群落を形成していたことでした。昨年近くのトキノキの大木が取り除かれたことから、林床に日光が潤沢に届くようになったことから起こった変異かと思っています。

↓ レイジンソウの群落の中で、マルハナバチが盛んに蜜を集め回っていました。


北谷(松山市窪野町)の彼岸花群落を訪ねる

2022-09-23 20:21:01 | 散歩道

   彼岸の帰省で愛媛へ! 墓掃除を終えた午後に恒例の北谷の彼岸花の群落を訪ねました。ここの彼岸花の群落は四国随一と言われており、多くの観光客の姿がありました。今年は彼岸花の花の開花が早く、この日は花のピークをやや過ぎた頃合となっていました。また3日前に襲来した台風14号の強風がかなり群落を傷めていました。〔9月22日(木)〕

↓ 花のピークはやや過ぎた頃合でしたが、台風の被害に遭って区画ではほぼ見頃の美しい群落を見ることができました。

↓ 午後の陽射しが樹間から差し込んでくるとヒガンバナの群落は一際紅く輝いていました。

↓ 彼岸花の群落は栗林の林床に広がっています!

↓ 群落を背にして目いっぱいに広がった彼岸花の花です!

↓ 花のピークは過ぎてはいましたが、この日も多くの観光客の姿がありました。

↓ 群生地の外縁部にあるソメイヨシノの並木の足元も見事な彼岸花で包まれていました。

↓ 広い花園の中の台風の強風で傷んだ区画は気の毒な程に惨憺たる状態でした!

↓ 台風の強風の被害を被った一画の様子です!

↓ 群落近くの民家の周りを飾っていたのは紅白の彼岸花の共演でした!


ススキの原広がる千町原&白樺林

2022-09-22 20:21:16 | 散歩道

 芸北の 八幡高原で赤蕎麦畑を見た後、お隣の千町原と旧広島藩の薬用人参畑跡の白樺林を訪ねました。千町原はススキの穂が生え揃った頃合で、中秋の八幡高原を楽しむことが出来ました。〔9月16日(金)〕

↓ 千町原を覆うススキの原にも白い穂が出揃ってきて、秋の趣きの濃い高原へと変容してきました。

↓ 千町原に数多く分布するガマズミ(レンプクソウ科ガマズミ属)の実が紅く熟しています。

↓ ススキが繁った千町原から臥龍山(1,223.2m)を望みました。

↓ 江戸時代に広島の浅野藩は財政逼迫対策の一つとしてここ八幡高原で薬用人参を栽培していたと伝えられています。今その跡地には白樺の樹が植えられて高原の風情を漂わせています。

↓ 9月も下旬を迎えようかという頃、白樺の葉は若干色付きかけているようでした!

↓ 八幡高原に白樺の樹は自生しておらず、植樹された白樺林は信州など白樺繁る清新な高原への想いをこの地に運んできてくれます。


芸北に多様な秋の佇まいを追う!

2022-09-21 21:22:50 | 散歩道

 中秋の情景を追いながら芸北の野を車で駆けました。ポイント毎に車を停めて芸北の自然を観察していると、その佇まいの多様さについ驚いてしまいました。美しい情景に癒され続けました。〔9月16日(金)〕

↓ 道路の分岐点に設けられた駐車場に車停めて周りを観察していると、小さな実が鈴なりになったヤマナシ(バラ科ナシ属)の樹を見付けました。言わば、野生の梨です!

↓ このヤマナシの実は、残念ながら不味くて食用には向きません!

↓ 渓流沿いの草地に咲くキツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)が綺麗な姿を見せてくれました。

↓ 今年のキツリフネは豊作のようで、見事な群落をなして咲いていました。

↓ キツリフネの咲く草地にゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)が咲いていました。小さな花の蜜を目指して、小さな蜂が飛来して来ていました。

↓ キツリフネと共にミゾソバ(タデ科タデ属)が大きな群落を成して咲いていました。

↓ キツリフネとミゾソバが混交した叢です!蜜を求める蜂の姿も見えます!

↓ ミゾソバの葉の上で羽を休める赤とんぼの姿もありました!