亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

機関投資家には金に資金を振り向けやすい環境が生まれている

2016年07月06日 23時17分01秒 | 金市場
6月28日のここに“Italeave(イタリーヴ”つまり「イタリアの離脱」という造語を書いたが、以前から水面下で欧州銀の不良債権ではスペインやイタリア、ポルトガル(ギリシャは言うに及ばず)が懸念されてきた。イタリアは手をゆるゆると政府が動いていたが、ニュースにもならなかった・・・というか、目に留まらなかった。しかし、今回の英国民投票の結果が離脱となったことで、その余波が及び報道されているように . . . 本文を読む
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NY先物市場、2週連続の過去最大更新の買い越し規模

2016年07月05日 22時42分14秒 | 金融市場の話題
今週は重要指標の発表が控えBrexitからいよいよ米国景気に目が転じると思われる週。6月のFOMC議事録の公開もある。こちらは、予想を超える“ハト”となった会合ゆえに、どの程度のものであったか関心は高かろう。ただし、FOMC議事録も時に後で手を入れたんじゃないか?という内容の時もあるので、その点も踏まえてみる必要がある。 6月の米雇用統計は、前回失速した前月比の雇用者増加数の市場予想が17万5 . . . 本文を読む
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“Brexit”で草の根的な金買いのうねり

2016年07月04日 23時12分21秒 | 金市場
本日のNY市場は独立記念日で休場。アジアの時間の午前から金が買われ、6月24日の同じアジア時間につけた1360ドル台をうかがう気配を見せたが、さすがに続かず上値を削る展開。さすがにNYが休みだと、薄いところを買い上がっても持続性に欠ける展開。 週末7月2日は、いまや恒例の年に1度の「Gold Festival」が、都内大手町の「よみうりホール」で開催された。 2つ目のセッションで初めて人 . . . 本文を読む
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市場の関心は、中国と米国指標に移動。

2016年07月01日 23時20分16秒 | 金市場
30日は、カーニーBOE(バンク・オブ・イングランド)総裁が、EU離脱で景気見通しが悪化していると警戒感を口にし、8月の政策決定会合にて利利下げの用意のあることを表明。株式市場はこれを好感。FTSE100は、他国に先駆けてBrexit前の水準を上回ることになった。 その流れは昨夜はNY株にも伝播し、こちらはBrexitをきっかけに来週の雇用統計を待たずに7月の利上げ観測は霧消し、ポスト・キャメ . . . 本文を読む
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