読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

最近読んだ本

2011年03月24日 | 読書

最近読んだ本あれこれ




* 五番目の秘密(The Fifth Secret)
   Joanna Hines (ジョアンナ ハインズ) 加地美知子訳 1997.2 扶桑社
   新進の英国女流作家の作品。 英国バークシャーの風物と人物描写、心理描写が冴える。子供時代を一緒
   に送った5人の男女の心の旅路と葛藤を綴る。

* 眠りについて骨(BONE DEEP)     
   David Wiltse(デヴィット ウィルツ) 汀 一弘訳 1997.7 扶桑社
   春の長雨で郊外の荒れ地から数体の人骨が…。「キャプテン・ラブ」と名乗る連続殺人犯を追うFBI捜査官ベッカー。
   ベッカー自身が犯人の心理状態と一体化し犯人を追いつめるという特異な操作能力を持つ。犯人はベッカーの
   妻にまで魔手を伸ばす。

* メビウスの環(The Janson Directive)(上・下)
   Robert Ludlum(ロバート ラドラム) 山本光伸訳 2007.1 新潮文庫
   アメリカと国連支配をもくろむ米国特殊機関の元上官ジャンソン。スーパーマン的能力と魅力をを持つがゆえに
   ジャンソンの標的にされ苦闘する主人公ポール。大統領を初めアメリカ指導層の人々が入り乱れての活劇。

* 余波(After Math)(上・下)
    Peter Robinson(ピーター ロビンソン) 野の水生訳 2009.7 講談社文庫
    英国が舞台。主人公はプロファイラー(心理捜査官)アラン・バンクス。恋人アーニー、片思いするジェニー(心理
    学者)との絡みも面白い。連続殺人犯と目される男は死んだ。しかしその妻は過去に集団虐待の被害者だった
    過去がある。果たして真相は。
    
* ジョン万次郎―アメリカを発見した日本人―
    成田和雄 (元駐日新聞編集局長) 1990.2 河出書房
    文政2年(1827)鳥島に漂着し、米国捕鯨船に助けられてマサチューセッツ州フェアヘイブンで教育を受け、日本
    の開国直前に帰国。我が国の開国と近代化に貢献したジョン万次郎の足跡を、丹念に辿ってまとめた労作。
    フェアヘイブンでは、日米親善の最初の懸け橋となったジョン万次郎の評価は今でも驚くほど高いという。

  (以上この項終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする