読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

楽しかるべき春に

2011年03月26日 | その他

大地震と原発事故で
  悪夢のような大地震が起こって、早くも2週間たった。
  あっという間に家も人も呑み込んでしまう津波の怖さを思うと、いつまでも「予想を超える…」など
 という言い訳を聞いているわけにはいかない。
  復興・再建と言っても、家もなく仕事もなく家族や親せきも失った人たちが、まず気持ちを持ち直
 すのを待つしかない。
  復興院をつくることが良いかどうか議論しているらしい。また窓口を一つ増やすだけという声も
 あるが、関係省庁が横の連携をないがしろにして、てんでに独自の施策を打ち出して被災者・
 被災地を困らせるかもしれないので統括庁を作った方が良いだろう。
  津波の被害を受けた土地と原発の放射能汚染を受けた土地がある。被災者の人たちは果た
 して同じところに住んで呉れるだろうか。住む場所と働き先をどこに見つけるか。生活再建とい
 うのは住まいと仕事である。そこに放射能汚染が覆いかぶさるので、復興対策は阪神淡路大
 震災の比ではないのである。場あたりでなく、何十年先を見越して、最善の策を提案しなければ
 ならない。

  新聞もTV も今は震災で埋まっている。
  いつまでも引き籠っていては身体にもよくないので、久しぶりに歩いた。
  春である。いろんな花々が咲いていた。
  桜はまだ。
  ああ、こんなに野や山に命が息づいている春なのに、家族を家を失って途方に暮れている人た
  ちが、また雪の中で震えているのだ…。
 
  またも震災被害者のことを思ってしまう。

  <いまどきの花々

           


                


                   


     


   (以上この項終わり)

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