読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

神の手(上/下)講談社文庫

2006年07月19日 | 読書
 原題名は「PREDATOR」。捕食者の意である。
パトリシア・コーンウェルの新翻訳(相原真理子)本。
主役ケイ・スカーペッタを初め、相棒のピート・マリーノ
姪のルーシーなどおなじみの人物がそれぞれ
屈折した心理状態で登場する。
 アメリカで石を投げれば、弁護士には間違いな
く当たる。外れても心理療法士には当たる。
詳しくは述べないがトラウマと多重人格と心
理療法士がキーワードである。P・コーンウェルを読ん
でいると自然、米国の警察機構と検屍の実態
には詳しくなる。率直にいって颯爽と登場し
た頃に比べ何となくストーリーの進め方が雑にな
ったように感じる。
 先日の落雷で梅雨は雲散霧消と専門外の
予報をしてしまったが、未だ梅雨前線が停滞
しているというので、残念だが前言撤回。
こんな日はゆっくり本を読んでいるに限る。
時折雨音を耳にしながら本の中に没頭するの
は醍醐味である。

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5 コメント

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晴耕雨読 (joker)
2006-07-19 14:09:33


庭の水やりが大変で、雨を待ち望んでいたけれど、日本列島あちこちで被害をもたらす程の雨はお断り!!

本当に晴耕雨読の生活なんてすね。 うらやましい。

私も一昨年、年間100冊を目指して読みまくりました。翻訳物は、登場人物の名前を覚えるのが。。。で、読みません。

トホホ 
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検死官シリーズ (jasmine)
2006-07-19 18:51:42
パトリシア・コーンウェルの検死官シリーズ、まだ続いているんだ?!専門用語も多いので、連続して読むとかなりお腹いっぱいな気分になりますね。

写真のシャムネコ・・・久しぶりに見ました(笑)
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読書 (チャンプルー)
2006-07-22 21:05:58
私も本が好きで分野を問わず?読みますが、最近は遠目(フフフ♪)になり、一寸ペースが落ちています。7,8年前に1年100冊読みました。外国ものの本は名前をしっかり覚えられなくプロローグの登場人物に戻っては確認なんてことも(*_*)

色んな本の紹介を楽しみにしています。
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遠目・・・ (ごんべえ)
2006-07-23 11:36:33
遠目…懐かしい表現。(フフフ♪ とはなにか楽しんでいる風に聞こえますが、いいんですか?)

私は外国文学が多く芥川賞、直木賞なども読んだ後なんとなく自分の好みに合わなくて失望することが多くなっています。(むしろ選考委員のコメントのほうが面白い)日本ものはドキュメント、歴史ものが多いです。この間読んだ「円を作った男 大隈重信」は面白かったです。
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つれづれ読書 (チャンプルー)
2006-07-23 17:38:30
ごんべえさん、1週間前に地区の図書室で借りた「ダ・ヴィンチ・コード」は私の好みに合っていて、丸2日で読みました。今は読書会推奨の津本陽「異形の将軍」(田中角栄の生涯)を読んでいます。以前新聞で連載していて読んだ気もしますが、改めて読んでみるとこれ又『今の政界ではこんな人物は出てこないなぁ』とつくづく思ってしまいます。
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