くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

昨日(23日)の雨で

2010年09月25日 00時15分43秒 | 地元の話
量も多かったし風も強かったが、何より雷鳴と稲光が頻繁だった。

飛鳥の里には  と書いて イカズチ と読む処がある。
甘樫の丘(あまかしのおか)の北に位置する雷の宮(いかずちのみや)
と言う宮廷が在った所だ。

それで名が付いたかどうかは定かではないにしても、このあたりは雷が
多い。  いにしえの飛鳥寺が焼けたのも落雷のせい。
山田寺や坂田寺なども同様かも知れない。

発掘調査の際に壊れた板塀などがそのままなぎ倒された状態で出土する
ところが多い。 まるで雷に投げ出されて逃げたそのままのようである。

昨日までそんなに咲いていなかった曼珠沙華

雷に驚かされて「おっと! いつの間にか秋やってんやん (^_^;)」と
聞こえてきたワケではないが、今日は一気に咲いていた。

サンスクリット語天界に咲く花という意味だそうで、おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ているとか。

アルカロイド(リコリン)という毒があるため、「毒花(どくばな)」「痺れ花(しびればな)」などと呼ばれたり、かつての土葬の遺体をモグラや野ネズミなどから守る意味もあって墓地などにも植えられているため、「死人花(しびとばな)」「地獄花(じごくばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」のようなちょっと怖い呼び名もあったりします。

地方によっては真紅に燃えるような花弁が放射状に広がる姿を見て、「天蓋花(てんがいばな)」「狐の松明(きつねのたいまつ)」「狐のかんざし」「剃刀花(かみそりばな)」と呼ぶところもあるそうで、同じ花がこんなにも多くの名前で呼ばれることも不思議なところだ。

この花自身は忌み嫌われる場合も少なくはない。

でも、僕自身はこれから先の紅葉の葉の鮮やかな赤さと共に、燃えるような恋のイメージがして胸にグッ!とこみ上げてくるような人恋しさを覚える。
まんざら気候の変化で寒さを感じるからだけではないと思う。


いつまでもいつまでも こんなに赤い血潮の恋をしていたいものだ。


キャッ (#^.^#)          少女か?? わしゃ。