TVのCMに企業のものが徐々に戻ってきた。
ACジャパン(旧公共広告機構)の啓発活動CMに抗議の電話が殺到しているという。
震災の影響で民間企業がCMを自粛する中、大量に放送されているACジャパンのCM。
企業の自粛によりTV局側が自発的に流していて、金銭の授受や税金の投入などは
一切無いと言う。
たしかに良いことを言っている。
しかしNHK嫌いのせいもあり民放派の僕にとっても、一日に何回も同じCMを見せ付けられるのはけっこう苦痛になってきた。
普段のTVで、ドラマや映画を見ている最中に突如CMに切り替わると、そのスポンサーを
逆恨みしてみたりすることもある我儘勝手な自己虫なんだが、公共広告もこれだけ連続して
見せ付けられると精神的にメゲて来て、様々な企業CMが懐かしくなる。
お気に入りの金子みすずサンの「こだまでしょうか」も、朗読のイメージが違う。
(「金子みすず童謡集・わたしと小鳥とすずと」も震災後から注文が殺到し、在庫は完売。)
赤星サンの赤い車椅子も、いったい何台贈るんや?
(4・14~16インテックス大阪 バリアフリー2011でも展示 館内貸し出しにも)
「あいさつの魔法。」も少々ふざけて聞こえてくる。
(ユーチューブで200万回以上再生。レコード会社がCM曲の配信を検討している。 )
仁科亜季子さん母娘が子宮頸がんや乳がん検診の必要性を訴えているのにも
「この時期に検診もなかろう」などを含めてしつこさの心無い苦情が殺到とか。
(ご本人達には関係なく流されているというのに)
被災者の気持ちを思うと制限があるかとは思うながらも、そろそろ普通のCMを流しても
良いのではないだろうか。
少しずつ流されだした企業CMに、借金返済に関わる法律事務所なんてのもあって
???とも思わくは無いにしても、実際に被災地ではTVが電気の不達で見れなかったり、
とても見ている状況でもないのが現状じゃないだろうか。
もしちゃんと見れたとしても、被災者の方達が『心遣いがありがたい』と思われるのだろうか?
阪神淡路のときに普通のCMや番組を垣間見て、「元気を取り戻さなきゃ!」と思った人のほうが多かったのじゃないだろうか?
直接の被害地でないところには連日、被災状況や原発情報が刻々と流されているが
本当に情報が欲しいところにはなかなか伝わらない。
一般企業のCMを再開して、TV局も節電・節人・節経費して、少しでもその広告収入の
一部でも復興に回してもらえないものだろうかと、素人考えで思ってしまうものである。
ここ1週間で日本赤十字社(東京)だけでも223億を上回る義援金がに寄せられたそうだ。
日本人も捨てたモンじゃないかも知れない。
私達に無理なく出来る限りの支援を考え、被災地の皆さんを応援しよう!