くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

下関の味を大和盆地で

2011年07月20日 22時29分22秒 | 下町グルメ

山口県下関の郷土料理に『瓦そば』と言うのがある  らしい。
少し前の 
カミングアウトバラエティ秘密のケンミンSHOW で紹介されていて初めて知った。

そういえば大和葛城の山麓バイパス、竹ノ内にそんな看板を見た?
       
見た!見た!

島根県の石見地方の石州瓦は粘土質が細かくて非常に高い熱で焼かれて
  いるために、そんじょそこいらの瓦より熱にとても強いらしい。
西南の役で熊本城を囲む薩軍の兵士は、瓦を用いて野草、肉などを焼いて
  食べた。

それをアレンジして茶蕎麦をメインにした焼きソバ。
錦糸卵、牛肉のそぼろ、刻みネギ、刻み海苔をトッピング。
更にレモンの輪切りと、紅葉おろしが乗せられて出てくる。
画像は二人前。

 さてどう食べる?
 蕎麦ツユにレモンと紅葉おろしを投入して盛りそばのように
 食べる。
 パリッ!と香ばしく焼けた茶蕎麦とトッピングを混ぜながら。

一人前単体で900円なのだが、セット(揚げたて「ねり天」)だと1,000円。
この日は ごぼう、クラゲ、れんこんの3品がセットされた。

 

食べているときにはサラッとしていてドンドン入るのに、食べ終わってお店の方と話をしているうちにジワジワと満腹感が寄せてくる。

本家の「瓦そば=たかせ」さんで勉強をさせてもらったけれど、どうしてもその味には及ばないと何度も繰り返される。
1月にオープンされて半年が過ぎ、車が満車で順番待ちのお客様が出来るほどの大盛況ぶりながら、丁寧に説明や応対をしてくれて気持ちがいい。

ねり天と言うと愛媛・八幡浜のジャコ天などを思い浮かべて、練り物自身はあまり好んで食べない僕は遠慮しようかと思ったのだけれど、セットに釣られて食べてみて、画像の通りの素材はそのまま大切にして周りの衣が練り天なので、見事良いほうに想像を外されてピンポ~ン♪
揚げたてのゴボウもレンコンもサクサク感がしっかりしていて美味しかった。
ついつい自分土産に「ちぎりイカ」「えだまめ」なんぞを試食用に買っちまった。
オマケもちゃっかり頂いて。

この天ぷら(ねり天)は、山口県の下関で創業60年を超えるねり天屋「はしもと商店」さんのもので、孫娘さんが結婚して當麻の地で地元の下関の味を広めるために始められたとか。

瓦そばも下関では、関西人が家庭のホットプレートでお好み焼きを食べる感覚と同じの日常の家庭料理なのだそうだ。

下関名物ねり天と瓦そばのお店『味のかけ橋』
住所: 奈良県葛城市當麻350
電話: 0745-48-8410
定休日: 第2・第4 月曜日
営業時間: 10:00 - 18:00

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