くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

祇園精舎の鐘の声

2012年06月16日 21時51分38秒 | ソウダKyotoへ

よくあるパターンで また知り合いが東海道で京都へ と言うことで案内役。

一番困る「どこでもいいのでお任せ」タイプ。
さてどこがいいか? とにかく人がそんなに多く無くてソコソコ楽しめるというとぉー

先ず候補に挙げたのが
 東福寺塔頭 天得院 桔梗を愛でる特別拝観  6/15(金)~7/17(火)
        
 妙心寺塔頭 東林院 沙羅の花を愛でる会   6/15(金)~7/1(日)
        の二つのコース

どちらにしても始まったばかりで、今年は花が遅れるのが当たり前のようになっているので
たぶんまだ早いだろうと思ったのだが、「のコースがいい」とのことで決定!

ここは妙心寺 46塔頭寺院の内でも一番東の南側にあたる所で、
1996年初夏のJR東海[そうだ京都へ行こう]キャンペーンのポスター
になったところ。
この時期以外普段は滅多に庭を開放したりしないところのひとつです。


平家物語の冒頭の沙羅双樹の花が咲き乱れる寺。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。
奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。





   門     門前の紫陽花     門前の紫陽花の一つ

料金は  お抹茶付…1,580円  お抹茶精進料理付…5,570円(予約不要)のふたつ。
いくらなんでも昼間っから5千円超は庶民には むり ムリ 無理 と 抹茶付きで。

門を潜るとそこに普通の庭が広がって迎えてくれる。

 山田無文住職の歌碑、「仏さへ 身まかりませし花の色 見ていま沙羅に 思え諸人」  

本堂に上がらせていただいて ご本尊の阿弥陀如来様に手を合わせ心を鎮めると
間もなく緋毛氈の敷かれたところでお茶のお点前が振る舞われる。
茶菓子は鼓月さんの製品だが、お店に行っても売っていない実のお寺だけの物。
一服頂いた後はお庭を拝見する。

           

やはりまだ早かったようで、申し訳なさそうにフライング気味の花がポツポツと。

          

見頃は月末頃のようでした。
その分、空いていたのでまあまあ・・・かな? (^^ゞ

つづく  ・・・