こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

健康福祉委員会質問事項

2014-03-13 22:40:21 | 健康福祉
1、薬事管理課長
①ジェネリック医薬品の普及について
四国のある市では県内で一番医療費が高く、市をあげてジェネリック薬品の使用を宣伝しして、翌年はワーストワンから外れたというお話を聞いたことがありますが、30.6%という数字は全国的にはどうなのか。また、進まない理由をどう考えているのか。
②薬局・薬剤師を活用した健康情報拠点推進事業が新規で予算化されている。今後、地域包括ケアの中でも多職種連携の中での薬局の役割につながっていく事業だと感じるが、現状では訪問薬剤指導管理を行ている薬局は少ないようだが、地域の拠点としていくための課題は何か。

2、食品衛生生活課長
①残留農薬の実態調査で、ここ2-3年の中で残留農薬を確認した事例はあるか。また、ネオニコチノイド系の農薬の残留性についての見解をお持ちか。
②食品衛生監視市道計画案についてお伺いする。この間の議論の中で遺伝子組み換え食品についての意見は出ていないか。リスクコミュニケーションの意味は、単に情報と意見を相互に交換することではない。BSEの時に議論させてもらいましたが、「科学的に証明できないから安全」ということではなく「科学的に証明できないから慎重に取り扱う」という態度が必要ではないか。そのためのリスクコミュニケーションではないのか。

3、こども家庭課
 3月6日の報道によると県警少年課による県警が昨年認知した児童虐待は前年比42件増の265件で過去最高。このうち児童相談所へ通告したのは69件増の195件。暴言等の心理的虐待は17件増の118件、身体的虐待は23件増の127件、暴行・傷害容疑での摘発は6件という方向である。
そこで、まさに未然に防ぐことにつながるであろう「児童虐待・DV24時間ホットライン事業」のこれまでの取り組み状況と、相談の大まかな内容、それに対する対処状況はいかがか。

4、障害支援課
一般質問の答弁で「重度の身体障害者が利用可能な、人員配置や設備構造を持つグループホームについては、県内で3住居、定員数では21人にとどまっていることから、今後、事業者の皆様や地域の自立支援協議会等と相談するなど、引き続き整備を進めてまいります」と健康福祉部長から答弁を頂いているところだが、事業改善シートを見ると予算要求から減額されている。言っていることとやることと異なるように見えるがいかがか。

5、医療推進課
①地域包括ケアを進めていくうえでの医療側の課題として、在宅医療の推進がある。平成25年度はどんな取り組みが行われてきたのか。その中で、在宅医療推進に向けた課題は何か。

②「在宅での看取りを増やす」ことを目指しているが、医師の姿勢もさることながら、延命治療を希望する意思(リビングウィル)の確認や、飯田医師会の取り組んでいる「事前指示書」などの本人の意思確認がきわめて大切で、本人の意思確認がないなかでは結果として在宅で看取るということは稀なケースになってしまいます。

③総合診療医研修制度が始まるが「信州型」の意味は何か。へき地医療現場での研修や訪問診療などの研修を強化すべきと思うがいかがか。

④在宅医療研修や多職種連携の取り組みには、課題把握のために市町村任せ、医師会任せにするのではなく積極的に様々な取り組みに県として呼ばれなくても参加するような姿勢が必要ではないか。

⑤平成26年度診療報酬改定の特徴は。

⑥在宅復帰機能強化加算や、介護保険制度の老健から在宅への移行への加算だけを見ると、病院医療から介護への追い出しのように理解をしているひともいる。その可能性が否定できないと思うが、いかがか。

6、健康長寿課
①安曇野認知症ネット―ワーク
安曇野市では認知症を早期に発見し、治療・療養につなげるため、介護・行政・医療の連携体制として昨年9月に「安曇野市認知症ネットワーク」を立ち上げた。主には「あなたの認知症危険度チェック」「気になる方の認知症チェック」「ファイブ・コグ検査」を行い、医療や介護へと結びつけている。医療側の特徴は「かかりつけ医」の皆さんが認知症の勉強をして、必要に応じて専門医に相談する仕組みを作っているため、患者さんに抵抗感が少ないこと。また検査を通じて要介護へと結びついてもいる。
視察では、試しに「ファイブ・コグ検査」の一部を実際に体験した。ファイブ・コグとは1)記憶(出来事を記憶して思い出す機能)、2)注意(複数の作業を並行して行う時に注意を振り分ける機能)、3)言語(読む、話す、聞く、書くなどの機能)4)視空間(図形などの視覚的刺激を処理する機能)、5)思考(手順を考える機能)、以上の5つの認知機能をスクリーンに映し出された課題を指定の用紙に記入していく検査で45分ほどかかります。
言語流暢性の課題では「動物の名前を決められた時間内にできるだけ沢山書く」、また類似問題では二つの言葉に共通する一つの言葉を書く(例 赤と青=色)ことに挑戦しました。いざとなると緊張して思うように頭が回らずけっこうあせるものです。
この取り組みが、今後展開される地域包括ケアシステムに生かされていくものと思われました。

②地域支援活動に認知症
介護保険法改正案に関連し、2015年度からの地域支援事業に、新しい認知症施策は改正法の施行を待たず、14年度から任意事業に位置付けられると聞いた。①複数の専門職が認知症の疑われる人とその家族を訪問して受診などをサポートする「認知症初期集中支援」、②そうした家庭の相談役となる認知症地域支援推進員の配置、③介護施設における認知症対応力向上などで構成する「認知症ケア向上推進事業」である。
この三つに加え、見守りや介護家族支援などの生活支援サービスを充実させるためコーディネーターを配置する「生活支援サービスの基盤整備」も14年度から任意事業に位置付けられる。加えて、 15年度からの包括的支援事業には「在宅医療・介護の連携」(医療・福祉資源の把握、会議の開催、研修の実施など)も加わる。
事業を担う市町村の責任と負担が重くなるのは必至であり、県として情報を流すだけではなく、具体的な支援が必要と思われる。

7、地域福祉課
①パーソナルサポートサービス事業のこれまでの成果は?
②パーソナルサポートサービス事業の委託料の人件費の積算根拠は?
③東日本大震災被災者支援について
 東日本大震災・長野県北部地震から3年がたつ。あらためて犠牲になられた皆さんに心から哀悼の意を表するとともに、被災された皆さんにお見舞いを申し上げる。
 「避難者の思い」アンケートを実施し、支援を続けてきたが、今後の課題についてどのようにお考えか。一般質問でもふれた松本こども留学基金、昨日記者会見も行い8人の受け入れが決まった。留学という言葉はつかっているが、実質避難である。地域福祉課としてしての支援はどう行っていくのか。

コメント
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