2011年3月11日、芸人はみんな東京を去って行った。福島第1原発由来の放射能は一週間で地球を一周したと言われている。
事故から7年経っても東京で微量だが半減期2年のセシウム134が検出されている。道路も、泥上げしたところで線量が高い。
東京電力の記者会見をライブで見ていた。自分が一番知りたいことを聞くことにした。「毎晩上がる白い煙は何ですか?」、東京電力は「水蒸気」と答えたので、「その水蒸気には放射能が含まれているのか」と聞くと「含まれている」と答えた。
現在のニュース。残水処理に外国人が沢山いる。技能実習生として、廃炉除染作業が行われていることが分かった。ベトナム政府から問い合わせが行われた。今年の6月になってはじめて除染と廃炉作業はさせないとことになった。
汚染地域でリスクのたかいのは農家。風評被害だけではない、農家の被曝への対策を、農民連盟はずっと訴えてきた。2011年からカリウムを撒いていた。農作物に汚染が入らないが、農家の人の被曝はどうするのか?
労働者を事業者から守る法律はあるが、農家は自営なので自己責任と言われた。避難解除の前に被曝対策をするよう求めてきた。説明会で、「自宅から農地へ向かう道は除染されていない」と聞くと、「そのような道は出来るだけ早く駆け抜けてください」という答え。
「線量の高い部屋は使わないでという説明や、土ぼこりによる被曝を防ぐためには、出来るだけ早く鼻を擤んでください」という説明。これが避難解除の実態。