７月１日集団的自衛権閣議決定

　　
　
７月１日朝７時３０分松本駅前で「今日にも集団的自衛権行使容認の閣議決定が行われる。今からでも考え直せ」と街頭から訴え、議会の為、長野行の列車に乗り込む。


　
松本駅前に夕方５時につく。すでに仲間が集会の準備を行っている。マイクで「ただいま安倍内閣が憲法違反の集団的自衛権行使容認の閣議決定を行った。６時から抗議集会を行うので参加してください」と呼び掛ける。県教組の副委員長が、「ざわわ」「なだそうそう」「ちいさなせかい」を熱唱。子どもたちに平和な未来を残せるのか正念場。
主催者として「国際紛争の解決の為に武力行使を行わないとする憲法９条に明確に違反する集団的自衛権行使容認の閣議決定は認められない。戦後一貫して積み上げてきた政府の憲法解釈を一内閣で簡単に変えることができるのなら、今後、何かあるたびに閣議決定で解釈を変更できることになり、まさに憲法の破壊だ。憲法９９条で憲法遵守義務のもっとも責任の重い内閣が憲法違反した歴史的な罪は大きい・安倍政権を打倒しよう。今後、予定される自衛隊法や有事法制の改正に反対をし、閣議決定前に戻そう。あきらめずに戦い抜こう。子どもたちの為に」と挨拶。
続いて信州大学の成澤孝人教授から「５時まで違憲だったものが、５時から護憲になった。国民にしか止められない。息の長い戦いになる。今日はその初日です」とあいさつ。
聞けわだつみのこえ７０年の会代表の西村忠彦さんが、安曇野出身の上原良司の一節を紹介。
「戦争ノー！集団的自衛権行使反対！９条守れ！松本集会抗議アピールを採択、市内をデモ行進しました。


戦争ノー！集団的自衛権行使反対！９条守れ！松本集会抗議アピール
　いま、日本はいままでとまったくちがった国に姿をかえようとしています。わたしたちが願い、誓ってきた、人間と人間が殺し合う戦争はもう絶対にしない、国際的な紛争は粘り強く話し合いで解決する、という人類普遍の理想を、安倍政権は、なんの痛みも感じることなく捨て去ろうとしています。
　本日、安倍内閣は、集団的自衛権行使容認にむけた自民党・公明党の与党協議を受けて、国民不在の憲法解釈変更という姑息な手段をもって、日本の進路にかかわる重大な決定を強行しました。これで、日本はこれまで憲法９条のもとで、一貫して堅持してきた、憲法の禁ずる他国を守るための戦争行為を可能とする道に踏み込むことになりました。
　私たちは、本日行われた閣議決定を絶対認めず、満身の怒りをもって抗議するとともに、直ちに白紙に戻すことを強く要求いたします。
世論調査でも、集団的自衛権行使容認に反対する声は過半数を占めており、全国の各級議会でも解釈改憲反対や慎重審議を求める議決が広がりを見せていました。その矢先の今回の決定は、憲法の趣旨からも国民主権・民主主義の観点からも、なんらの正当性を持たない自公政権による憲法破壊の密室クーデターそのものです。
　この間の安倍政権の行ってきたことは、単に憲法破壊だけではなく、人権を破壊し、生活を破壊してきました。原発、沖縄、秘密保護法、そして「集団的自衛権」。誰かに犠牲を押し付ける政治はもう懲り懲りです。いまこそ憲法の理念を、私たち自身の手に取り戻すときです。
　焼け跡の中から生まれた「日本国憲法」は、このような過ちを二度と繰り返さない、という心からの誓いによる平和主義を基調としています。この69年間、日本は一度も戦火を交えることなく、武器によって殺しも殺されもせず、世界に平和を訴え続けてこられたのも、この平和憲法が世界で支持されてきたからでした。平和のうちに生きたいとする当たり前の願いは、世界の人びとの共通のものです。
　閣議決定が強行されてもこれで終わりではありません。正念場はこれからです。閣議決定だけでは集団的自衛権を行使する法的根拠はありません。安倍政権は武力行使を可能とするため、自衛隊法を始めとした有事法制関連法の「改正」を今秋から来年にかけて国会に提出するでしょう。この関連法を成立させないため、私たちは安倍政権と真っ向から対決し全力で闘います。戦争しない、戦争をさせない、他国の人を殺さない、殺されない。集団的自衛権行使反対、有事関連法改悪反対、日米ガイドライン改定反対、平和憲法を守り、さらに拡げるために大きな国民運動をつくっていきましょう。
２０１４年７月１日
戦争ノー！集団的自衛権行使反対！９条守れ！松本地区緊急集会