リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

桑名で売り込み(1)

2006年03月16日 17時09分45秒 | ローカルネタ
桑名に六華園という施設があります。これは桑名の豪商諸戸氏の邸宅の一部を市が譲り受けて、一般に開放したものです。有名な明治時代の建築家、コンドル(帝国ホテルも設計したらしいです)が設計した洋館がひときわ目を奪います。

ここでコンサートをしたらいいのにって前から思っていたんですが、いままでもコンサートはあるにはありました。だたそれは洋館のベランダから庭に向けて演奏(聴衆は庭にいます)するもので、当然雨の日は中止。(笑)

実際台風で中止になったときもありました。でもこういう形式のコンサートは野外で演奏できる管楽器とか電気を使った楽器でないと無理ですよね。実は洋館の中にいいスペースがあるのに目をつけていました。

残念ながら洋館の部屋の中でコンサートはちょっときびしい感じですが、一階中央のロビーがちょうど50人くらい入れるスペースでバロックのコンサートにはぴったりのところです。

桑名市の広報を見ていましたら、今年の4月と10月にヴァイオリンのコンサートを六華園のロビーで行うとありました。使うのはたぶん私が目をつけていたスペースのようです。さっそく六華園に電話をしてみました。

再来年度の企画について、担当の方に聞いてみたんですが、出演するには市民文化祭に出た人でないとだめだとか、市の何らかの催しものに出てない人でないと選びようがないなどとおっしゃる。うーむ、これはハードルが高い。

「あのー、一応プロでやってるんですけど・・・」
「実際の企画は、桑名市の文化スポーツ振興公社で行っているんで、そちらに電話していただいた方がいいんじゃないかと思うんですけど」

ということでたらい回しになってしまった格好ですが、文化スポーツ振興公社に電話することにしました。
(つづく)