リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ナクソス・ミュージック・ライブラリ

2007年07月18日 10時17分07秒 | 音楽系
ナクソス・ミュージックライブラリってご存じですか。http://ml.naxos.jp/
毎月1890円会費を払うと、ナクソスレーベルおよび提携レーベル(かなりの数に上ります)の全てをストリーミングで聴くことができるというサービスです。ナクソスの英語サイト(http://www.naxon.com)には、このほか年間19ドル払うと同様のサービスが受けられますが、こちらの音質はかなりイマひとつです。

最初はその安い方に入会したんですが、いくつか聴いているうちに、音質にものたらなさを感じてきました。圧縮率が高いので、特にチェンバロとかリュートとかの弾く系の楽器はすごく変な音がします。そこで、思い切って高い方のサービスにも入会しました。最近有料のメイルサービスを無料のものに変更しまして、ちょうどそれで浮く経費をあてることにしました。

月1890円というのは結構微妙と言えば微妙な金額です。大体ナクソスレーベルのCD2枚分ですね。今までナクソスレーベルのCDは結構買っている方ですが、毎月2枚、年間24枚はさすがに買っていません。でも晴れて会員になり、片っ端から聴いてみますと、やっぱりすごいお得感!うーん、ナクソスの思う壺ですねぇ。(笑)こんなことなら最初から高い方にだけ入っていればよかったです。

古楽系としては、バッハ・コレギウム・ジャパンとかリュートのヤコブ・リンドベルイの録音があるスゥエーデンのBISとかフランスのAlphaの各タイトルを聴くことが出来ます。もちろんナクソス自体も結構いい録音があります。この分だけでもずいぶん価値があると思いますね。こうなったらミュージックボードを組み込んだ専用マシンを居間のメインステレオセットのアンプに接続して聴けるようにしないといけません。こうすればナクソスおよびその系列の膨大なタイトルがまるで自分のライブラリーみたいに手軽に聴くことができるわけです。でもそのためには手間と経費がかかりますねぇ。(笑)