リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ロバート・バルトが第8集を(1)

2007年07月10日 11時09分24秒 | 音楽系
ドイツ在住のロバート・バルトというリュート奏者がいます。彼については、かなり前(確か2004年12月と2005年の5月頃)のブログに書いたことがあります。彼はスイスのバーゼルからほど近いローラッハという小さな街に住んでいます。スイスとの国境の街なので、バーゼルからは自転車で行ってもいけるくらいのところです。

彼はナクソスでヴァイスのCDをずっと出しています。もうこれがメインの仕事みたいになっているのかも?このシリーズも8集まで出ています。ヴァイスは1686年生まれのドイツのリュート奏者でバッハと同時代の人です。でも21世紀の現代において、バッハに比べるとはるかに一般には知名度が低くて、リュート弾きとしては忸怩たる思いです。当時は超一流の奏者・作曲家でしたので、もうちょっと知られていてもいいんじゃないかなとは思います。バルトのナクソスシリーズはそういった状況改善に随分貢献しているのではないかなと思います。ついでながら私も微力ながら、多少は・・・(笑)