リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

懐かしの楽器たち(15)

2021年09月08日 15時06分36秒 | 音楽系
88年にルーデスに注文を出したもののその後手紙を出してもちっとも返事がありませんでした。今みたいに何度も電子メールを出して催促することはできなかった時代です。

実はアンサンブル用にリウト・ア・ティオルバートが欲しかったので90年頃に松尾淳氏に作ってもらっていました。ところが94年の春頃、もうすっかりあきらめていた頃です、ルーデスからここ数カ月で楽器が完成するという手紙がきました。ということで前回のスペイン旅行に相成ったなったわけです。

さて1995年のコンサートの録音です。まだ出来て間もない楽器としてはとてもよく鳴っています。

シェドヴィル(伝ヴィヴァルディ)/ソナタト短調

マンチーニ/ソナタト短調

スカルラッティ/ソナタハ長調(ソロ)

スカルラッティ/ソナタヘ長調(ソロ)

演奏:ムジカ・レセルヴァータ
(リコーダー古橋潤一、チェンバロ岡田龍之介、リウト・ア・ティオルバート中川祥治)1995年1月29日スタジオ・ジミア(愛知県名古屋市昭和区)

なお、録音のダウンロードはできません。またお聴きいただけるのは今月一杯とさせて頂きます。

とても綺麗な録音ですので、スマホやパソコンの小さなスピーカーではなく、きちんとしたオーディオに繋いだりいいヘッドホンで聴いていただけると嬉しいです。(そうしないとリュートの通奏低音の音がきちんと聞えません!)