リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

トヨタ・ヤリス・レビュー(2)

2021年09月18日 19時20分09秒 | 音楽系
次にオーディオを見てみましょう。少し前からヨーロッパ車ではCDプレーヤーが付属せずいわゆるディスプレイオーディオになってきていましたが、日本車もすでにこの流れになっています。CDの盤を後生大事にして音楽を聴いているのは今やおじいさんだけということでしょう。



ヤリスのオーディオシステムはとても明快でわかりやすいし音もウチのF56のミニよりはかなりマシです。(いい音とは言いませんが)ただひとつだけ大きな問題があります。それはフォルダの階層がひとつだけしか認識しないということです。私は大体は2階層から3階層ときにはそれ以上の階層を作ってUSBに記録しています。それがヤリスのシステムでは一番下の階層だけがずらっと出てくるものですから、選曲が大変です。この点は改良してほしいところです。

ヤリスも5ドアハッチからGRヤリス、ヤリスクロスととても幅広く展開しています。まるでミニの車種展開みたいです。ミニに倣ってそのうちコンバーチブルも出るかも知れません。今回の素のヤリスがとても好印象でしたから、我が家のF56(7年もの)の次はヤリスも視野に入ってきました。幅広い展開をしているヤリス一族から選ぶとすると、私はGRヤリスRSを選んでみたいと思います。

GRヤリスはマニュアルトランスミッションで超強力エンジンを積んだスポーツカーですが(ミニで言うとJCWにあたります)、RSグレードはその超強力なエンジンを搭載していないナンチャッテ・モデルです。でもボディは強力版と同じで、ドア、ボンネット、ハッチゲートがアルミ製、天井にはカーボン素材をおごっています。それでいてお値段が260万ですからもうバーゲンセールをやっているようなものです。ボディの構造も構造接着材使用距離を長くし、スポットの打点も大幅増です。フルセットのSafety Senseを付けてもミニよりかなり安いです。またいずれ試乗をしてみたいと思います。