リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

バロック音楽の旅8第3回講座プラス・・・

2014年10月20日 22時00分21秒 | 音楽系
日曜日はバロック音楽の旅8第3回講座でした。今年は全6回の講座で、この第3回以降はコンサートです。今年のコンサートは全てフレンチで統一しました。その第一弾となる今回は、「フレンチ・リコーダーの華」と題してリコーダーの太田光子さんとチェンバロの杉浦道子さんをお迎えしました。



プログラムは、次の通りです。

シャルル・デュパール(1667 - 1740)
組曲第5番ヘ長調

アンヌ・ダニカン・フィリドール(c. 1647 – 1730)
ソナタニ短調

フランソワ・クープラン(1668-1733)
恋のウグイス(チェンバロ版とリコーダー版)

ジャック・マルタン・オットテール・ル・ロマン(1674 – 1763)
組曲第3番 ト長調 作品2

フィリベール・ド・ラ・ヴィーニュ (1700? – 1760?)
ソナタ第1番 ハ長調

リコーダーの太田さんはいつものように華麗な音楽を聴かせていただきましたが、お話を伺うと実はフレンチだけでプログラムを組むのは初めてだそうです。彼女の今までとは異なる新しい魅力満載のコンサートでした。

実は私はこの講座修了後演奏を頼まれていまして、急いで四日市市内の会場に向かいました。実は四日市市内にある第一楽器さんの音楽ホール「ムーシケ」で全日本マンドリンソロコンクールがあり、参加者の演奏修了後の審査中に行われるミニコンサートでアーチ・リュートを演奏することに相成ったわけです。依頼者の方からは、同じリュート属つながりだということでお声をかけていただきました。

曲目は、バラール、ザンボーニ、スカルラッティの作品で、リュートにまつわるお話を交えて演奏しました。スカルラッティはソナタK380でギターなどにもよく編曲される有名な曲です。

チェンバロのために書かれたこの作品を20何年か前にアーチ・リュートのために編曲したのですが、今回久しぶりに演奏するにあたり、アレンジと運指を少し見直しました。この曲は13フレットが必要な箇所があり技術的になかなか大変。特に私の楽器は弦高が少し高め(それでも4年くらい前に調整してもらってマシになったんですが)なのでトリルのスピードが微妙に出しにくかったり、左手の押弦を少し注意しなければならなかったりで気を遣います。でもとてもいい曲なのでまだどっかで演奏してみたいですねぇ。

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