リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リサイタルのチラシ

2006年10月03日 17時29分00秒 | 音楽系
何か最近コンサートのチラシばかり作ってます。もちろん自分が関係するコンサートだけですけどね。でも来年2月23日のリサイタルのチラシはプロにデザインしてもらおうと思い、素材の写真を選んだり、文章を書いているうちに、何となく自分でデザインしてみようという気になってしまいまして、結局作っちゃいました。5年前のリサイタルのときも実は自分でデザインしたんですけど、また今回も自作です。前回(3年前)プロに頼んだときはさすがあか抜けしていましたねぇ。自作デザインはイマイチになるのはわかってるんですけど、ま、一種のビョーキですね。

今回は裏面も印刷して、リュート音楽の概略と共演者(ヴァイオリンの戸田さんとチェロの高橋君)の紹介を書くことにしました。両面印刷で片面フルカラーだとものすごくお金がかかるみたいなので、今回は黒一色のモノクロで行くことにしました。2色とか3色という手もあるんですが、いかにも経費が不足していたので色数を減らしましたっていう感じがしてビンボー臭いものが多いんですよね。なので今回はそういうのとは一線を画し、モノクロの美を極める!という路線で。

言うのは簡単ですがやってみるとその理想とは程遠いものしかできない、というのが大体通り相場ですが、出来上がったチラシはまぁそこそこ使えなくもない、というレベルかな?それでも過大評価だという声も聞こえますねぇ。(笑)
でもまぁ、こういうのも一つ位あってもいいでしょうということでこのデザインで印刷屋さんに発注しました。

一応コンピュータを駆使?してデザインしたんですが、まず自分の演奏している写真(これはプロに撮ってもらいました)をフォトショップを使い輪郭線を出してみました。これが案外いける感じで鉛筆のデッサンみたいな感じになりました。次にそれの背景にする写真を選び、「鉛筆画」とレイヤで重ねました。

バックの写真はバーゼルのレオンハルト教会のにしました。秋の頃の写真ですがこういうデザインに使える解像度の高い写真はほとんどとっていなくて、たまたま撮ったのが意外に合いそうなので使いました。確かこの写真は、教会の前庭の紅葉があまりに美しいので撮ったと記憶しています。

この写真のレイヤには少しグラデーション効果をかけ、「鉛筆画」が浮き出るようにしました。(したつもり)あと、タイトル文字がベタのフォントのままだと少し貧弱なのでフォトショップで作りました。あんまりぶっとくてゴツイのは好きではないので、細身で優美ではあるけどアクセントがある文字ということで、文字を少し立体的にして影をつけました。

あと文字情報はセンタリングして、はい出来上がり。(笑)裏面の文章は結構手間がかかりましたけど。でもこればっかりはプロのデザイナーに頼んでも書いてくれません。裏面に関しては自分で割付を考えながら作っていたほうが早いでしょうね。

印刷屋さんに入稿するのは今やデジタルが当たり前ですが、残念ながらパワーポイントでレイアウトしたのでそのデータは取ってくれませんでした。イラストレーターじゃないとだめみたいです。いわゆる写植だと少し解像度が落ちますので何とかデジタルで入稿できないものかと印刷屋さんに聞いたら、PDFなら行けるとおっしゃる。そこで自宅のプリンタでPDFかた印刷したものと直接パワーポイントから印刷したものを比較したんですが、ほとんど変わらない、というかまったく同じに見えたのでPDFで入稿することにしました。まぁ便利な時代になったもんですね。印刷屋さんとメールでやりとりして入稿はメールの添付ですから。

ということでまだ印刷はあがってませんがプレビューをつけときました。ホームページのコンサート案内には両面のPDFをリンクしましたので興味のある方はぜひご覧ください。

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