リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リクライニング権

2014年09月04日 11時18分50秒 | 日々のこと
リクライニング争いで着陸、というヤフーニュースの見出し、てっきり飛行機のエコノミークラスのリクライニングの問題が何らかの形で解決したのかと思いきや、文字通りリクライニングをめぐるトラブルで飛行機が緊急着陸したのでありました。

ヤフーニュース

この問題については以前にも当ブログでネタにしたことがありましたが、先日乗りました全日空の国際便では納得の行けるレベルの解決策が施された機体を使っていました。どんな解決策かというと、前後が気持ち広くなっているのと、リクライニングの角度が従来の半分以下くらいになっていました。まぁこれなら許せるレベルかなと思いました。



対策を施すには相当の経費がかかるので、全ての機体のエコノミーシートが「対策済みシート」になるのはかなり時間がかかるとは思います。

「私は頻繁に飛行機を利用するが、いつも席を倒す。罪悪感はない」とおっしゃるどっかの新聞の記者さん、そりゃぁ席を倒すこと自体には罪悪感がある訳がありません。この御仁は後ろにも客が座っているということを考えたことがないに違いありません。一度席を倒したあとご自分の席の後ろに座ってみれば、自分の「リクライニング権行使」が如何に後席の客に不便、不快を与えているかがわからないですかねぇ。

そもそも飛行機の内装を設計した人がもう少し頭を使って頂いてさえいれば、こんな座席の飛行機が世界中に広まるということはなかったんですが、こんなこと言ってもいまさら遅いです。

どっかの国のようにナントカ権は持っていても行使しないということがあるわけですから、航空機会社もリクライニング権行使を控えてください、ということを徹底することは可能な筈。もちろんそのことを上手に言わないといけませんが。このまま放っておけば、これから何度も同じ事例が発生することは間違いないわけですから、きちんと対策することが乗客航空会社双方にとっていいことだと思います。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (やまねこ)
2014-09-04 19:58:18
仰るとおおりだと思います。
昔、聞いたことがありますが、限られたスペースに客をとにかく詰め込み、効率化を図ったのがジャンボだったようです。小規模機体にまでそのポリシーは貫かれます。
日本国内でしたら、羽田から沖縄または札幌便ならエコノミーでも我慢できますが、国際線欧州便で日本の従来エコノミー座席では、足はうっ血、なんたら症候群になります。腰痛持ちの人なら尚更です。
 あの座席スペースは人間工学も何も考えていないんじゃないかと思えるくらいです。日本では、商業ベースに乗りさえすれば、あとは詰めるだけ詰ればよいという金儲け至上主義の最たるものでしょう。
ですが、現在は人の立場に立ってくれたんでしょうか?、ゆとりある快適シートに、国内線ファーストクラス導入、軽食付きとか、サービスはずいぶん良くなりました。
あとは、人間のマナー、思いやりの気持ち次第ですね。
こういうせわしく殺伐な世の中になりますと、人のことなど構ってられないという自分本位な人間が多く出てきます。
私も今後まだまだトラブルメーカーな御仁が登場することになりそうだと懸念します。
返信する
re (nakagawa)
2014-09-05 21:23:08
対応は全て客室乗務員を通じて行うといいかもしれませんですね。
返信する

コメントを投稿