リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

オンラインライブ(3)

2020年07月15日 20時01分35秒 | 音楽系
もうひとつ構造的な問題があります。多分これが一番大きな課題です。それは私がやっているような古典的音楽を愛聴する年代層(だいたい40歳代後半からそれ以上)の方はコンピュータやネットが生活の中に浸透していないということです。

オンラインライブをするには、ネットで宣伝して、ネットでチケット代を決済して、ネットで視聴するということになりますが、宣伝の段階で私の演奏を聴いていただけるコア層にアピールするのが難しいのではと思います。

昨今のコロナ禍で、日本における学校、役所、いくつかの会社・事業所、高齢者のDX(デジタルトランスフォーメーション)の遅れが鮮明になりました。DXというのは「ITの浸透が人々の生活に、あらゆる面でより良い方向に変化させる」ことの概念だそうですが、ここですね、一番課題となるのは。

でもDXが今後急速に進むのは間違いありません。50歳代以上の年齢層に浸透するような強力な施策も必要です。この年齢層に浸透したら、購買力の高い世代ですので国の経済も相当潤うような気がします。オンラインライブはコロナ後におけるコンサート活動の一つのスタンダードになりそうな感じがしますので、そのときに備えておく必要はあると考えています。

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