リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

とまり きき みて とおれ【写真追加】

2019年12月16日 21時57分17秒 | 日々のこと
小学校の低学年の頃担任の先生に「とまりききみてとおれ」の意味を教えて頂きました。鉄道の踏切に立っているアレです。



これは「止まり、聞き、見てから踏切を通りなさい」という意味で、遮断機がない踏切がまだそこかしこにあった時代には重要なものだったと思います。小学生でも読めるようにひらがなで書かれています。

グーグルで調べて見ましたら、どうも近畿日本鉄道には各所にあるみたいすが、他の鉄道会社にはないみたいな感じがします。そう言えば同じ桑名でもJRの踏切には経っていません。



スイスにいた頃、イギリスでこれの原形みたいなものを見たことがあります。私は飛行機が好きで、夏休みにイギリスのコスフォード空軍基地に併設されている航空博物館に飛行機を見に行ったことがありました。全く物好きなもんです。(笑)駅から博物館まで1km以上歩く必要があったのですが、途中踏切がありました。遮断機が下りていたので、電車が通り過ぎるのを待っていましたが、チラッと横をみると「とまりききみてとおれ」の英語版標識がありました。残念なことにどういう英語だったかとか標識の形がどんなのだったかということは覚えていないんですよね。そういうのがあったという事実だけがなぜか記憶に残っています。写真を撮っておけばよかったんですが・・・

日本の鉄道はイギリスの鉄道に習って構築されていったらしいので、その標識もそのまま取り入れたのではないでしょうか。詳しい方がいらっしゃたら教えて欲しいです。

抵抗都市

2019年12月15日 20時43分18秒 | 日々のこと
昨夜アマゾンに注文した佐々木譲氏の新刊が届きました。

「抵抗都市」

帯には、

日露戦争に『負けた』日本。東京で国を揺るがす陰謀の幕が開く。
警察小説の旗手として不動の人気を誇る著者が「今の日本への問題意識を示すためにこの舞台を選んだ」と語る、圧巻の歴史改変警察小説。

とあります。

実は私、佐々木譲氏の大ファンで、そもそものきっかけはバーゼルにいたとき同じ留学仲間のテノール歌手、石川洋人君に「中川さん、これ面白いですよ」と言われて貸して頂いた「ベルリン飛行指令」を読んだのがきっかけです。

「ベルリン飛行指令」は、ドイツの要請で第2次世界大戦中ゼロ戦を日本からベルリンに自飛行させて運ぶという、荒唐無稽の冒険譚です。でも当時の時代描写やメカ描写がリアルでノンフィクションかと思わせるほどの出来で、ストーリーの展開に引きこまれました。これは三部作で、続く「エトロフ発緊急電」「ストックホルムの密使」も読んだのは言うまでもありません。

スイス滞在中、HPに「通奏低音用例集」というコーナーをやっていまして、佐々木氏の小説にいい用例がありましたので、引用許可をメールでお願いしたら、とてもご丁寧なご返事を頂いたこともありました。その頃は、まだ知る人ぞ知るという存在だったと思いますが、それから程なく直木賞を受賞されて、超売れっ子作家に。そして警察小説シリーズを手がけて今日に至っています。

でも私のホンネとしては、氏の歴史小説、それも江戸時代ではなく明治から終戦に至る時代を舞台にした小説を読みたいんですよねぇ。氏の時代描写、人物描写には引きこまれるものがあります。警察シリーズが当たって作品がそっち系のものばかりになり少々さみしく思っていたんですが、今回の「抵抗都市」、歴史物と警察物の融合です。これなら昔からの佐々木ファンも納得。期待に胸が高鳴ります。このシリーズ続いてほしいですねぇ。

LUTEが破産!?

2019年12月13日 23時29分15秒 | 日々のこと
LUTE株式会社が破産、と報道にありました。調べて見ると、LUTE株式会社というのは「アーチストビジネスカンパニー」とやらで、動画配信をしたりアーチストのマネジメントをしていた会社らしいです。LUTEはルーテと読むそうです。楽器のリュートになんらかの関係が会社かと思いましたが、全くないみたいですね。

この際なので、「リュート」でぐぐってみようと思いましたが、当然楽器のリュートが出てくるに決まっているので、「リュート株式会社」でぐぐってみました。

まず出て来たのが、2015年創業の九州の塗装会社さんです。塗装会社がどうしてリュートなのか知りたいところですが、ホームページがないのでいわれについてはわかりませんでした。

あと名古屋にも「LUTE株式会社」がありました。こちらは「リュート」と読むようです。こちらはホームページがあるので覗いてみますと、情報セキュリティー関連の会社のようです。

あとメゾン・リュートというアパートもありましたが、まぁこんなくらいでした。間にリュートの文字が入る、○○○リュートというのはもう少しありましたが。

でもどうしてリュートなんか気になりますね。もし楽器のリュートが名称のいわれだったらリサイタルのスポンサーになってくれないかな?(笑)

英語アナウンス

2019年12月12日 12時52分25秒 | 日々のこと
昨日は久々にミューズへ電車で出かけました。以前エスティマに乗っていたときはリッターあたり8kmしか走らなかったので、車で行くことは稀でしたが、ここ何年かは経済的な車に乗っていますので、車で行く方がかなり安上がりです。

こうしてたまに電車で出かけると、結構色んな変化に気づかされます。中でも英語のアナウンスが、近鉄電車でも中央線でも聞かれるようになったのは、インバウンド効果かなと思いました。近鉄はときどき乗るので知っていましたが、中央線ははじめてでした。近鉄は録音ですが、中央線は車掌さんのライブです。

「ザドアーズオンザレフトサイドウィルオープン・・・」というカタカナのまんまのアナウンス、最初は英語だとは気づきませんでした。(笑)もうちょっとなんとかしないとこれでは英語を使っている人でも聞き取れないという実用性の問題大ありです。聞き取れても、レベルの低い人がアナウンスしていると取られてしまいます。きちんとした英語発音はその人となりを示すというのが英語話者の基本的感覚です。もちろん日本人なら誰でもJRに勤めている人ならきちんとしているということ知っていますが。

近鉄の録音アナウンスはとてもきれいな英語で完璧です。これだと誰にでもわかります。そういや中部国際空港でもカタカナをそのまま呼んでいるような英語アナウンスがあったことを思い出しました。でも中部空港の方がちょっとマシだったかも。

近所のスーパーでもよく英語のアナウンスが流れます。甲高いお姉さん声で、「ナントカバザール開催チューーウ!・・・年賀状の早割り20%オーフ」でこのあとなぜか年賀状早割の部分を英語で言ってアナウンスを閉めます。これってなんなんでしょうねぇ?英語で閉めるのも変ですし、またその英語の発音が下手くそ。勢いがあり抑揚があるので、英語がわからない人にはきれいな英語に聞こえるという、イーオンの宣伝に出てくる石ナントカという女性の英語パターンです。そのスーパーでは、ア○タ・ミュージック・スティショーンって(「ショーン」にアクセントがあります)感じで言っているディスクジョッキー?風の番組も館内に流れています。低い張りのあるおじさんの声ですので、いかにも英語話者って感じなのですが、発音がきちんとできていない上に早口なので何を言っているのか聞き取れません。内容は曲名を並べているだけなのですが、私の英語聞き取り力が低いからなのかも知れません。

鉄道や空港での英語アナウンスは必要ですので、多少は日本語なまりがあってもいいとは思いますが、ある程度はきちんとしておかないといけません。多分件の車掌さんや空港のアナウンサーはきちんとした英語研修を会社で受けていないに違いありません。学校で英語を教えていた者が言うのもナンですが、日本の標準的な中学校や高等学校だけで英語を学んで来た人の発音は実社会では使い物になりません。その実態を踏まえて企業は英語研修を実施すべきです。研修とっても流暢に英語がしゃべれるようにするとか、TOEIC何点取るとかいった時間も経費もかかるものではなく、定型アナウンスのパターンがわかりやすく言えるようにする程度なので短時間で済むはずです。

それからア○タの英語(風)アナウンス、これは全て不要です。あのお姉さんとおじさんの放送を全てなしにすれば多少は経費の節減になるのではないでしょうか。ア○タは以前フランス語のアナウンスもエスカレーター付近で流していましたから、会社のトップにかぶれている人がいるに違いありません。ド○キに飲み込まれてしまったのも根底にはこういった姿勢があったからなのかも知れません。

バロック音楽の旅13第4回コンサート

2019年12月10日 16時36分08秒 | 音楽系
バロック音楽の旅13第4回のコンサートが終了しました。今回はバロック・オーボエの大山有里子さんに横浜からはるばるお越し頂き、私の通奏低音で演奏して頂きました。



横浜では前日に雪が降ったとのことでしたが、コンサート当日は晴れて気温もぐっとあがり、とてもいいコンディションでした。今回も70名を超える方にお越し頂き、とても熱心に聴いていただきました。



例によって解説をしながら曲を進めていきましたが、ちょっとしゃべりすぎたためか、前半は少し押してしまいました。楽譜はiPad Proで見ているのですが、途中でiPad の時計をちらっとみたら時間をオーバーしているので、ちょっとあせりました。(笑)

プログラムは次の通りです。

ジャック=マルタン・オトテール(1674-1763)

組曲第3番ハ長調
(プレリュード、アルマンド、クーラント、グラーヴ、ジグ)


ドメニコ・マリーア・ドライエル(ca.1680-ca.1740)

オーボエ・ソナタ第5番ト短調
(ラルゴ・エ・カンタービレ、アレグロ、ラルゴ、ジグ・アレグロ)


ドメニコ・スカルラッティ (1685-1575)

リュート・ソナタ ニ短調 K.32、ニ短調 K.11


トマス・ヴィンセント Jr. (1720-1783)

オーボエ・ソナタ第2番イ短調
(アンダンテ、アレグロ・コン・スピリット、アダージョ、アレグロ)


――――――――休憩―――――――――――


ヨハン・セバスチャン・バッハ (1685-1750)

リュート組曲ハ短調BWV997よりプレリュードとフーガ


ゲオルク・フリップ・テレマン (1681-1767 )

パルティータ第2番ト長調TWV41:G2「小室内楽」より
(シチリアーナ、アレグロ、アッフェットゥオーゾ、プレスト、
テンポ・ディ・ミニュー、アレグロ)

次回の講座は来年1月26日(日)15時開演、於くわなメディアライヴ1F多目的ホールで、西山まりえさんにお越し頂き、ルネサンス・ハープを演奏して頂きます。

なお、大山さんとは来年3月28日に東京の近江楽堂でもコンサートをする予定です。


万古不易

2019年12月09日 10時50分29秒 | 日々のこと
長年リュート音楽をやってきて本当によかったと思うことがあります。それは50年近く前に集めた楽譜であっても、旧態化せずまだ充分というか普通に役に立っているということです。

一般的に50年前のものなんてそもそも時代が変わりすぎて使い物にならないのが普通ですが、例えば1975年にドレスデンの図書館からマイクロフィルムを買ったいわゆる「ドレスデン写本(ヴァイスの作品を集めた写本)」、まだ普通に使っています。

そもそも最初から古い物なので40何年かでは古くならない(笑)ということもありますが、一番大きな理由はそれらが一次資料だからということが言えます。当時の二次以下の資料はもうすでに古くさすぎて使い物になりません。それらは古楽研究史という視点でみれば、当時はこういった考え方だったのだとか、ここは今となっては間違っていたなんて見方はできますが。

あと、英語、コンピュータ言語、MIDI(コンピュータ音楽のための機器の規格)なんかにも取り組んでそれなりに身にはついていると思いますが、あのとき覚えたBASICというコンピュータ言語なんか今では過去の遺物です。あれだけ頑張って覚えたんですが・・・過去の投資が今に生きているのはほんの少しです。

意外にもMIDIはコンピュータや電子機器を使っているとはいうものの、そんなにめまぐるしく変化していません。30数年前に制定のMIDI規格がいまだに使われているくらいですから。

世の中、変化の激しいものはすぐに陳腐化するので付き合うと損です。その点リュートはいいです。まぁこれは古典と言われるもの全てに通じることですけど。長いスパンでみると時間的金銭的なコスパは最高です。

次世代自動車(3)

2019年12月07日 11時58分07秒 | 日々のこと
我が愛車のミニクロスオーバーはディーゼルエンジン搭載車で、とても経済的で低速トルクが強いので町中でもとても走りやすいです。航続距離も満タンで1000kmを優に超えます。電気自動車は電池の性能からいってとてもこのような性能を持ち得ません。マスコミはもう近い将来に世の中全て電気自動車になるのだとか、電気自動車は部品点数が少ないので異業種の会社が一杯参入してきて自動車会社はなくなるとかいうような論調であおっています。でも電気自動車を開発するといっていたダイソンはプロジェクトを中止しましたし、テスラでも安定大量生産を軌道に乗せるのに苦慮しているというのはご承知の通り。自動車会社の今までの苦労は伊達ではないということでしょう。

電気自動車が近い将来主流になっていくのはどう考えたってあり得ない話で、現実解としては色んなアプローチが技術革新を経て数十年のスパンで変化していくことだろうと思います。数十年先には実は電気自動車は解ではなくなっているかも知れません。個人的には燃料電池車が有利なんじゃないかなという感じがします。何の根拠もありませんが。(笑)

次世代自動車(2)

2019年12月05日 16時26分50秒 | 日々のこと
VWはディーゼルエンジンの排ガス不正問題が発覚したら、それまで二酸化炭素削減ということで推進していた方向をコロッと変えて、一気に電気自動車シフトの方向性を出しました。ディーゼルエンジンそのものが悪いというようなイメージ転嫁をしたようにも感じました。ディーゼルエンジンの二酸化炭素排出量は、ガソリン車より少ないので二酸化炭素削減に向けた現実解のひとつとして有望だったと思いますが。(軽油の方がガソリンより酸素と結びつく炭素の量は多いですが、ディーゼルエンジンの方が熱効率に優れ燃費が良くなるので、実際問題としてはガソリン車よりもディーゼル車の方が二酸化炭素排出量が少ないということになるらしいです)

VWが方向を変えたのは中国政府が打ち出した電気自動車優遇策もあり、中国依存度が高いVWとしては前倒しして電気自動車シフトをしたのかも知れません。でもこれって裏目に出る可能性もあるかも知れません。というのは中国政府は、NEV(新エネルギー自動車)規制と燃費規制を結びつけていくとのことです。つまり燃費のいい普通の内燃機関自動車やハイブリッド車は、NEVの0.2台分(だったかな?)とカウントしていく方向です。こうなるとトヨタは俄然有利になります。

VWの宣伝が効いたのかヨーロッパではディーゼルがまるで悪玉みたいになって、ディーゼル車の売り上げが減ったらしいですが、でも他のメーカーはしっかりディーゼル車を出していますよね。PSA、BMV、メルセデス、アルファ・ロメオ、ボルボ、ランドローバーなどみんないいのを出していますね。まぁ中国を無視できないので、電気自動車、電動車も出してはいますが。日本ではディーゼル悪玉論は全く広まっていない(かつてはありましたが)のでマツダ車とか輸入車はディーゼル大人気です。もっともVWもまだディーゼルは出していて、最近モデル末期になって日本で売り出したゴルフディーゼルも人気だそうです。

次世代自動車(1)

2019年12月04日 14時26分47秒 | 日々のこと
20年くらい前、中国の上海に行ったとき、街の中を走る車がほとんどフォルクスワーゲン(VW)のサンタナという車ばっかりだったことに驚いたことがありました。サンタナは確か30年か40年くらい前には日本でも販売されていましたが、ここ上海で大量に出会うとは思いもよりませんでした。そのサンタナは実は個人の車ではなく、全てタクシーでした。上海の街のどこにいても道を走っている車はサンタナのタクシー、もうどこでもタクシー状態で市内の移動は他の交通機関は不要でした。そのころからVWは中国に進出していて、中国にかなり依存しているメーカーであると言えます。

今日の新聞に、VWがカーボンニュートラルやらで、ID.3という電気自動車の生産過程で二酸化炭素の準排出量をゼロにする、という記事が出ていました。電力は再生可能エネルギーを購入するそうです。車両の輸送で使う二酸化炭素分は、インドネシアの熱帯雨林保存プロジェクトに投じ相殺するとありました。熱帯雨林保存プロジェクトに資金を出し、そのことによって保護された森林が吸収する二酸化炭素と新型電気自動車輸送に使われる二酸化炭素とでもって相殺するということですね。二酸化炭素取引のルールとしてはこれでいいのかもしれないけど、なんかウサン臭い感じもしますが。相殺するのなら、輸送分に使われている二酸化炭素を吸収してくれる熱帯雨林を新たに作らないといけないのでは。

新聞の記事には、ライフサイクル評価で見ると、電気自動車は生産、輸送、廃棄がガソリン車より多くの二酸化炭素を排出することもあるとありました。それなら何も使い勝手の悪い電気自動車よりハイブリッドを含むガソリン車の改良をしていけばいいと思うのですが、中国依存度の高いVWが取ったのは、2050年にカーボンニュートラル達成を目指すという方向でした。この口当たりのいいカーボンニュートラルということばを使って、新聞の論調も電気自動車シフトをあおっているような感じです。

読書会

2019年12月02日 11時55分58秒 | 音楽系
先月の今村泰典氏の講習会のときに参加者の方から教えてもらったのですが、17世紀、18世紀の音楽に関する理論書を読む読書会が大阪であるというので、のこのこと近鉄電車に乗ってでかけました。

会場は近鉄鶴橋の隣駅桃谷ということころで降りてすぐのところのビルの2階です。伊勢中川で電車を乗り間違えて(ウチに戻ってしまう電車に乗ってしまいました)しまったので、10分くらい遅れて到着しました。

読書する本は、A PERFORMER'S GUIDE TO SEVENTEENTH-CENTURY MUSIC, EDITED BY STEWART CARTER, REVISED AND EXPANDED BY JEFFERY KITE-POWELL という本です。この本を読むということでしたので、早速Kindleで購入して iPad を持参して会に臨みました。今回読むところは、300何ページ目かの「The Speed of the Tactus in the Seventeenth Century」という項からということでした。行きの電車で一応目をざっと通しておきました。(なんせ時間はたっぷりあるもんで)

本書に書かれていることを実際に音に出して感じをつかんでみるという実践も行われました。参加されている方は、音楽学者、大学・高校の先生、プロのチェンバロ奏者の方で、大阪でこういう会が開催されていることで、そのレベルの高さに驚きました。会が始まってからもう2年あまり経つということです。

次回開催は2020年の2月2日ということです。8日に自分の本番があるので、参加できるかどうか微妙です。リハーサルが重ならなければ参加したいと思います。