リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

英語アナウンス

2019年12月12日 12時52分25秒 | 日々のこと
昨日は久々にミューズへ電車で出かけました。以前エスティマに乗っていたときはリッターあたり8kmしか走らなかったので、車で行くことは稀でしたが、ここ何年かは経済的な車に乗っていますので、車で行く方がかなり安上がりです。

こうしてたまに電車で出かけると、結構色んな変化に気づかされます。中でも英語のアナウンスが、近鉄電車でも中央線でも聞かれるようになったのは、インバウンド効果かなと思いました。近鉄はときどき乗るので知っていましたが、中央線ははじめてでした。近鉄は録音ですが、中央線は車掌さんのライブです。

「ザドアーズオンザレフトサイドウィルオープン・・・」というカタカナのまんまのアナウンス、最初は英語だとは気づきませんでした。(笑)もうちょっとなんとかしないとこれでは英語を使っている人でも聞き取れないという実用性の問題大ありです。聞き取れても、レベルの低い人がアナウンスしていると取られてしまいます。きちんとした英語発音はその人となりを示すというのが英語話者の基本的感覚です。もちろん日本人なら誰でもJRに勤めている人ならきちんとしているということ知っていますが。

近鉄の録音アナウンスはとてもきれいな英語で完璧です。これだと誰にでもわかります。そういや中部国際空港でもカタカナをそのまま呼んでいるような英語アナウンスがあったことを思い出しました。でも中部空港の方がちょっとマシだったかも。

近所のスーパーでもよく英語のアナウンスが流れます。甲高いお姉さん声で、「ナントカバザール開催チューーウ!・・・年賀状の早割り20%オーフ」でこのあとなぜか年賀状早割の部分を英語で言ってアナウンスを閉めます。これってなんなんでしょうねぇ?英語で閉めるのも変ですし、またその英語の発音が下手くそ。勢いがあり抑揚があるので、英語がわからない人にはきれいな英語に聞こえるという、イーオンの宣伝に出てくる石ナントカという女性の英語パターンです。そのスーパーでは、ア○タ・ミュージック・スティショーンって(「ショーン」にアクセントがあります)感じで言っているディスクジョッキー?風の番組も館内に流れています。低い張りのあるおじさんの声ですので、いかにも英語話者って感じなのですが、発音がきちんとできていない上に早口なので何を言っているのか聞き取れません。内容は曲名を並べているだけなのですが、私の英語聞き取り力が低いからなのかも知れません。

鉄道や空港での英語アナウンスは必要ですので、多少は日本語なまりがあってもいいとは思いますが、ある程度はきちんとしておかないといけません。多分件の車掌さんや空港のアナウンサーはきちんとした英語研修を会社で受けていないに違いありません。学校で英語を教えていた者が言うのもナンですが、日本の標準的な中学校や高等学校だけで英語を学んで来た人の発音は実社会では使い物になりません。その実態を踏まえて企業は英語研修を実施すべきです。研修とっても流暢に英語がしゃべれるようにするとか、TOEIC何点取るとかいった時間も経費もかかるものではなく、定型アナウンスのパターンがわかりやすく言えるようにする程度なので短時間で済むはずです。

それからア○タの英語(風)アナウンス、これは全て不要です。あのお姉さんとおじさんの放送を全てなしにすれば多少は経費の節減になるのではないでしょうか。ア○タは以前フランス語のアナウンスもエスカレーター付近で流していましたから、会社のトップにかぶれている人がいるに違いありません。ド○キに飲み込まれてしまったのも根底にはこういった姿勢があったからなのかも知れません。