リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ブサール先生の教え(2)

2022年07月21日 15時50分53秒 | 音楽系
ブサール先生は学習者のためのリュート選びという見出しのところでこんな風に述べていらっしゃいます。

「まず始めに、大きくもなく小さくもなく、実際に手に取ってみてちょうどいい中くらいの大きさのリュートを選びましょう。しかし皆さんの手が極端に小さくない限り、私はむしろ皆さんが最初は少し大きめで弾きにくそうなリュートで練習された方がいいと思います」

ブサール先生が言うリュートはいわゆるルネサンス・リュートです。ここでいう大きくもなく小さくもなくは弦長のことです。現代で製作されている楽器だと弦長55cmくらいから65cmくらいでしょうか。

楽器選びのポイントは、「少し大きめ」というのが先生のお薦めです。その方が将来行うべき指を開く練習に効果があるというのです。あと音的にもよりのびやかになるでしょう。クラシックギターを売っているお店でよく弦長の短いギター(63cmくらい)を薦めるケースがありますが、お店の店主に行ってやりたいですね。

ところで私のルネサンス・リュートは弦長57cmでとても小ぶりです。ちょっとブサール先生に叱られそうですが。(笑)でもバロックは71.5cmですよ。

ブサール先生の教え(1)

2022年07月20日 16時53分38秒 | 音楽系
VARIETIE OF LUTE-lessons の邦訳版、イラレによるレイアウトがジャン=バティスト・ブサールの論文の終りまでできました。レイアウトは読みながらの作業になるわけですが、進めていくと400年以上前の人、日本でいうと戦国時代の人になりますが、であってもリュートに対する思いは同じであるとつくづく感じます。生きたブサール先生が本文の中から浮かび上がってくるようです。その彼の論文の中から今も全く100%通じるリュートに対する向き合い方、考え方、苦言などを書き出してみましょう。

「ただ私は皆さまの先生による実際のレッスンをやめさせようというつもりで本書を書いたつもりはありません。(皆様の先生による実際のレッスンはどんな書物より優れています)」
※(  )は原著の通りです。

今は(昔もそうでしょうけど)例えあの先生の悪口がここまで出かかっていたとしても、よその先生のことは悪く言わないというのが鉄則ですね。(笑)この辺りは別にリュートに限らずどの楽器でも同じでしょう。もっともあからさまに他の先生や同業の演奏家のことをけなす人がいるというのも事実でこれまた昔も今も変わっていないようです。基本的に人間関係とか社会構造とかいうものは昔も今もそんなに変わっていないのかも知れません。

お食事処:安価店、お手頃店、高級店(桑名編)

2022年07月19日 21時30分23秒 | 日々のこと
グーグルマップを見ていましたら、飲食店の名前の横にお手頃とか安価とか表示されいるのが気になりました。ウチから500m圏内で見てみますと、うどん屋さんは安価、焼き肉屋さんはお手頃、二軒のイタリア料理店はお手頃でした。全国チェーンの店ですと、くら寿司は安価、ココイチはお手頃でした。くら寿司だってたらふく食べたらそれなりの金額になるとは思うのですが。

「安価」と「お手頃」があるのなら、「高級」というのがあってもよさそうですので桑名市内で探してみることにしました。桑名で多分一番高いお食事処はここでしょう。川口町の蛤料理日の出です。漫画美味しんぼにも登場したことがあるお店で、予約が必要です。最低でも一人1万、ある程度お腹が満足するためにはこの倍くらいは必要かも知れません。人にもよりますが。

日の出をマップで探してみますと、なんと無評価!何にも書いてありません。まぁ世間的には日の出程度では高級とは言わないとは思いますが、無評価は少々残念。よくマップを見てみますと実は無評価店も結構あります。近所のうなぎ屋さんなんか無評価でした。うなぎ屋さんはイメージ的には安価、お手頃ではないけど高級という感じでもないし、評価は難しいかも知れません。次は私が知っている別の町で見てみましょう。

大須界隈そぞろ歩き

2022年07月18日 21時43分19秒 | 日々のこと
昨日はMINI Cooper (F56)の保守点検のために名古屋の大須観音のすぐ近くにあるソウワコーポレーションに車を持って行きました。8年で10万キロくらい走っていますので、さすがにあちこちパーツを交換する必要が出てきます。

10時過ぎに到着したのですが、エンジンマウントの交換と各種油脂類交換など結構多岐にわたっているので、出来上がりは3時くらいになるということでした。そこでずっと待っているわけにはいかないので、まず大須スケートリンクの隣のコメダで2時間くらい仕事をしました。(ノートパソコンを持って行き、コメダWi-Fiにつなぎます)

さすがに少々疲れたので、久しぶりに大須界隈を散歩することにしました。日曜日ということもあり、多くの人が商店街に繰り出していましたが、誰一人としてマスクをしていない人はいませんでした。さすが日本です。



この日は万松寺で藤井聡太が対局をしていました。



対局中の説明会がお寺のホールで行われているとのことでしたが、有料ですし、将棋のことを言われても意味がわかりませんのでパスです。私がわかるのはお昼に何を食べたかということくらいです。(笑)

大須界隈は意外とお寺や神社が多いです。この対局会場になった万松寺とか大須観音、富士浅間神社があります。なんと古墳まであります。


富士浅間神社


大須観音


那古野山古墳

これらの神社仏閣(古墳も)が商店街の中にあるという感じですが、神社仏閣があったからこそ商店街が出来上がっていったわけです。ひところは電気街として有名でしたが、今ではそれらのお店は少なくなりエスニックな感じのお店が目立つようになってきました。

電気関係のお店がひしめいていた頃は毎週のようにこのあたりをフラフラ歩いていたものですが、最近ではたまに特定の店に行くくらいで、今回みたいに街をそぞろ歩くと言うのはホント久しぶりです。なんか道に迷ってしまいそうです。

そろそろお昼をと思い、味噌煮込みうどんで知られている浅ひろさんに行って見ましたが、人が一杯。店の外にまであふれていました。



ここは基本的には年配の人が行く店ですが、何か妙に若い人が多いのが不思議でした。あとで知ったのですが、この日の対局で藤井五冠がお昼に浅ひろの味噌煮込みうどんを食べたらしいです。それを知った若い人がお店に押し寄せたのではないでしょうか。

店に入るのはあきらめて、商店街からは少しはずれたところにあるとんかつの店でヒレカツ定食をいただきました。そのあとウチに帰ってからのデザート用に山中羊羹店で白ういろうを1本購入。ここのういろうは有名なナントカういろうよりずっと美味しいです。

昨日は比較的気温が低く、アーケードがついている商店街は店の冷房が流れてきて涼しいのでお昼を頂いている30分くらいを除いてずっと歩いていました。ジャスト3時にソーワさんに戻り、保守点検の終わったMINIに乗って帰宅致しました。


4回目接種、副反応は

2022年07月17日 11時13分14秒 | 日々のこと
3回目の意接種はそれまでのファイザーからモデルナに変更しましたが、接種の翌日の夕方から熱っぽくなり翌日は朝から熱があってその日の夕方くらいまで寝ていました。

4回目はたぶんモデルナの耐性?ができているので、大丈夫だろうと勝手に考えてモデルナを打ってもらいましたが、接種当日の昼過ぎから打ったところが少し痛み始めました。(接種は朝の9時です)

お、これはやっぱり来たかと思いましたが、いつものように夜更かしをして就寝。翌日朝はなんとなく熱っぽい感じが。やはり・・・

体温を計ってみると平熱でした。お昼を過ぎて体温を測ってみると少し上がっていましたが36度台ではありました。感覚的には熱っぽさが増したような感じでしたが、前回のようにだるくて何もできないようなことはありませんでしたので、普通に仕事ができました。

3時過ぎに体温を計ったら37.0度でしたので警戒をしていましたが、その後は熱っぽさが減っていき夜には接種部の痛みも軽減、感覚的には全く普通の状態に戻っていきました。

4回目の今回は体がワクチン慣れというかモデルナ慣れ?していたのか、副反応は極く軽い発熱のみで、倦怠感は全く出ませんでした。ワクチンは多分5回目6回目くらいまでは無料で半ば強制に近いでしょう。それ以降はインフルエンザワクチンみたいに適宜接種ということになっていく感じなんでしょうか。

新しいクラウン

2022年07月16日 14時25分11秒 | 日々のこと
トヨタが新しいクラウンを発表しました。4車種が発表されましたが、その4車種は全く異なる感じの車で、もはやクラウンという名前は集合名詞になってしまいました。

その4車種とは、クロスオーバー、エステート、セダン、スポーツで、いままで長年クラウンを乗り継いできた地方の年配の名士たちはどれを選んだらいいのでしょう?クラウンはドメスティックモデルなので、なんか垢抜けしない感じのデザインだけど、乗り心地はソフトでメカの信頼性も高いクルマ。

今回の新しいクラウンは海外にも出すらしいですが、出すのなら今回のモデル群みたいはデザインでないと勝負できないでしょう。その点ではおおいに期待できますが、日本の長年のユーザーたちは戸惑うのでは。

長年のクラウンに乗っている方はこんな方が結構いらっしゃると聞いたことがあります。

販売店の担当:〇〇さん、もうじき新型がでますよ。まだ写真はないんですが、取りあえずお知らしておこうと思いまして。
お客:おー、そうかそうか。じゃ、一番高いやつでオプション全部つけたのを注文しましょう。色は、まぁ白だな。早く契約書持ってきて。

これで担当が見積書を持って行くとそのお客に「私が持ってこいと言ったのは契約書だ!」なんて叱られるそうな。

こういうお方がかなり高齢になってきたこともあって、トヨタは切り捨ててしまったということでしょう。トヨタにしてみれば、老人専用のモデルを作り続けるわけにもいかないでしょうし。同様のことはカローラですでにやっています。現行のカローラはダン、スポーツ、SUV、ワゴンがラインナップされていますが、全てなかなかかっこいいので若い人が沢山乗るようになりました。それまでは長年カローラをなんとなく買うみたいな年配者層の車になっていましたが見事に脱皮したわけです。

クラウンもあの商品群ならきっと成功すると思います。ただ、件の名士たちは戸惑うでしょう。でもたぶんそういったお客に対してトヨタはきちんを解答を用意しているはずです。大事なお客様ですから、今回はトヨタがひっぱって「もう時代が変わって来ていますよ」「セダンならビーエムやベンツよりシックです。いかがでしょう。クロスオーバーならお若く見えますよ」なんて。確かにクロスオーバーはかっこいいです。エステートも気にはなります。

4回目の接種

2022年07月15日 16時07分19秒 | 日々のこと
今日は朝早く起きて近所のお医者さんで第4回目の接種を受けてきました。第1回目と第2回目はファイザー、第3回目はモデルナをお願いしました。1回目と2回目は何も副反応はなかったですが、前回の第3回目は翌日に発熱があり、その日は一日寝ていました。

今回はファイザーとモデルナを選べましたが、予約の段階でファイザーは空きが沢山ありました。やはりみなさん、モデルナで副反応が出た人が多かったからかも知れません。

モデルナだと今日接種が出来るので、まぁ今回はモデルナの耐性?が出来ているだろうから多分大丈夫だろうと勝手に決め込みモデルナを選びました。

朝接種したのですが、夕方になっても今のところ何も問題ありません。お昼にレッスンがあったので、副反応が早々と出ていたらちょっとしんどいかも、と思いましたがまぁ別にどうもありませんでした。

前回反応が出始めたのは12時間くらい経ってからですので、出てくるなら今日の夜ですね。一応明日は何も予定を入れていません。発熱したら、ゆっくりと読書でもしましょうか。

Bossa Nova de Palao

2022年07月14日 22時53分25秒 | 音楽系
桑名在住のヴァイオリンとギターのデュオ、Duo Equinox (ヴァイオリン:山口美夕鶴、ギター:アレクサンドル・ガラガーノフ)のために自作のBossa Nova de Palaoをアレンジしてみました。

この曲はもともとは30数年前にゲーム音楽として作曲したものですが、なんか妙に気に入っている曲なので、いろんな音源で作り直したり、実演できるようにアレンジしたりしています。元の音源は大昔のFM音源用です。当時のゲームで使われていたFM音源のチップは同時に3つしか音がでませんので、曲は3声で書かれています。

自分で弾くためにリュートとヴァイオリン用のアレンジを8年くらい前に作りましたが、今回はギターとヴァイオリン用ということで、調も変えて少し手直ししました。後半転調しますが転調先も変えてみました。

オリジナルが人間が弾く楽器を前提に作っていないので、ギターパートはあまりフレンドリーではありませんが、できるだけ弾きやすくなるように工夫をしてみました。中間部のヴァイオリンのアドリブフレーズは上手く弾くと結構派出ると思います。

Bossa Nova de Palao

6万キロ!

2022年07月13日 20時20分20秒 | 日々のこと
今日所用で四日市にでかけましたが、出かけるときふと見た車の積算距離計が59984kmでした。ウチから四日市の中心部へは約12kmで目的地はもう少し向こうなので、メーターが60000になる瞬間が見られるかも知れません。

国道23号線経由なのですが、今日は快調に流れています。6万キロの記念写真を撮りたいので少し渋滞気味の方がありがたいのですが、なんて勝手なことを思いつつ車は四日市市内へ。

目的地は、四日市市の南部なのでもうぼちぼちかなとメーターをふと見ると59998kmです!これは記念写真まであと一歩。次の信号で止まったら記念写真を、と思いますがこういうときに限って信号はずっと青です。

道は高架になりしばらく信号ナシが続きます。高架を三分の二くらい行ったところで、メーターを見ると60000になる瞬間を見ました!しかしここでは写真を撮れません。この高架を渡ってすぐ左に折れるのですが、そこだと車を止めるスペースがあります。

そのスペースに車を止めて撮った写真がこちら。



多分60001直前だったと思いますが、かろうじて撮影に成功です。これで5年と2カ月あまりで60000km超走ったことになりますが、ディーゼル車としてはまぁいい距離でしょう。現在の燃費はリッター18.4km、満タンで663.6km走っています。今回は桑名・赤穂の往復がありますので、好燃費です。この辺中心だと15km行かないです。私のミニは61リットルの燃料タンクですが、長距離だと満タンで1000kmは軽くいきます。

参議院選挙結果を見る!

2022年07月12日 14時00分07秒 | 日々のこと
参議院選挙結果を見て、今後の日本はどうなっていくのかを論じてみたいところですが、あいにくそんな知見は全くありませんので、新聞の結果分析を眺めてみて思いついたことを書いてみます。

まず「意外」に思ったのは出口調査で、全体平均より20歳代の野党支持が多いことです。昔の左派、革新のイメージを引きずる高齢者層に結構野党支持が多く、若い人は自民党なんかの保守政党支持が多いとなんかの調査で見たことがありましたが、そうではないんですね。まぁこれはあくまでも出口調査なのでどのくらい信憑性があるかはわかりませんが。

当選者の名簿を見ていましたら、こんな人まで通るんだって感じの人もいますねぇ・・・それとYouTuberとかそれ的な人、漫画家さんは強いと感じました。昔はタレントでしたが。あ、もとタレントという人も何人か通ってましたね。

あと興味深かったのは比例代表の個人得票で最も低投票で当選した人は33553票で、最も高投票で落選した人は159929票!低投票で当選したのは多分その政党における名簿の順位が高いか発言力があるからかなんでしょうけど、なんかちょっとひっかかります。

組織内候補ではやっぱり全国郵便局長会は強いです。世襲?の特定郵便局だった郵便局の長の会ですね。本当はもうないはずの特定郵便局のネットワークがあるわけですが、政治力はすごいですね。市内の郵便局を見ているととても民営化されたとは思えないお役所仕事が目につきますが、この特定郵便局が郵政改革の本丸だったんでしょうけど、残っちゃったという感じなんでしょうか。あと日教組もがんばりましたが、電機連合の候補は落選でした。日本の電機産業の凋落を象徴しているみたいです。