役所の認識

2008年05月06日 | 住まいづくり
 信濃毎日新聞に掲載された、長野県の広報「ストップ!地球温暖化」は長野県の県民計画で、県内の温室効果ガス排出量を2012年度までに、1990年度比で6%削減を目標とすることを目指すとのこと。

 エコライフはお財布にもやさしい。家庭でできる温暖化対策の中に「家を建てる時は高気密・高断熱」という項目を見つけた。

 ここまで来るのに、本当に長い月日が必要だったと感無量の思いだった。
私がお役所の認識の中に初めて見た「高気密・高断熱」である。
 近在の村職員から公民館を建てるのに、高気密高断熱を採用したら、冬場の管理と光熱費が違うからと相談をうけたことがあった。寒冷地は水道の凍結防止で大変なところなのだ。しかし役所の壁は打破できなかった。

 身近なところで文化会館建設が具体的になりつつある。意見をといわれて・・・「建てるなら・・・・・せめてランニングコストのかからない高気密で外断熱を採用してほしい」と書いた。

 別の場所でもやはり同業者が初期投資が高くても外断熱で建てるべきだと言うのを聞いて、私以外にもその認識を持つ人がいてうれしかったが、「いゃー、そういう手の話を聞くのは初めてですよ」と、進行しつつあると予想される話の中にはそういう認識はうまれていないらしい。どうか地元の気候を知っている設計事務所が設計することを祈るばかりかな。

                        依田 美恵子【 中島木材のホームページは こちら

   




 
コメント
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