酪農の現場の現実をちょっと聴いて。

2008年05月21日 | 読書
 寝覚めやらぬ床の中で、ラジオで酪農の話を聞く。乳脂肪を3.7~4%を牛乳メーカーが要求するようになった時点から、放牧酪農がだめになったのだという。
牛は畜舎に繋がれ、輸入された飼料で飼われるようになったのだ。

 放牧された牛の乳脂肪は3.5%程度らしい。夏場になるとさらにその維持が難しいのだ。

 一方消費者はどうだろうか。私もできるだけ低脂肪を選ぶほうだし、メーカーの生産も低脂肪乳が増えているそうだ。

 このギャツプはなんだろうか。

 悲しいかなちゃんと聴こうと思ったのに、後は熟睡パターンに入ってしまったようだ。

 放牧された牛と繋がれたまま運動もしない牛のストレス度を考えてみると、かってよく鶏の話が話題になったが、納得してしまう。

 お米がどんなふうに作られているか知らない子供の話が一昔あったが、それを笑えない時代が来ていると思った。

 私たち大人だって、卵も牛乳もお肉もマーケットである。その裏にある現場がどのように変化してきているのかもよく知らない。

 中国の地震やミャンマーの現場をテレビを涙しながら見つつ、この現実が世界の
穀物市場にどう影響し、日本の食卓に変化をもたらすのだろうかと考える。

 食料の輸入が無くなったら、お米とお芋でというニュースを見たのもつい先ごろだ。一方家庭ゴミの中に購入したまま、食べずに捨てる物がかなりあるという。

 今もお腹を空かせているいる人がたくさんいる中で、メタポ予備軍なんて言っている私がいて・・・・。

 それにしても、いよいよなのか、やっぱりなのか「食」についてしっかり考えなければならない時期がきたようですね。

                         依田 美恵子
 


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