映画「永遠のゼロ」

2014年01月08日 | 読書
正月休み最後の6日映画にいってきました。料金を払う段になって会員証を見たら、前日の5日で切れていました。なんと驚き1年ぶりの映画館でした。

 たしかその時も会員証の期限がきていて更新料払った記憶があるから、何のための会員かなと苦笑してしまいました。

 それにしても映画三昧を夢見ていたのに、年に1度のペースでは泣けてしまいますね。

 見たのは「永遠のゼロ」。昨年読んだ本の中ではかなり強烈に考えさせられた1冊でした。あの強烈さがどんなふうに映像で描かれるか興味があったのです。

 あと10年もすれば、当事者はみんないなくなったしまうと映画の中でも語らせていました。今その当事者の年齢が90歳前後です。たしかに時間の問題なのです。

 特攻は自爆テロと同じなんていう認識がある時代になって、このままでは当事者は救われないでしょう。

 それにしても戦後70年近く経ちます。戦争を知らない世代がぐ~んと増えました。でもたんなる過去の歴史としてとらえるには短い時間です。その時代を生きてきたきた方は、忘れることのできない辛い出来事を抱えています。

 原作の中にある「戦争」の部分を短い映画の中で表現するのは無理なんだろうなと感じました。

 「特攻」なんて作戦がなぜ出てきたのでしょうか。それを許した人々を憎みます。特攻には学徒動員されたこの国を担っていくはずの若い命が多く投入されました。

 特攻は志願という形をとってはいますが、それを拒否することはできなかったでしょう。

 我が家の食卓でしばしば父が「教育は恐ろしいもの」と口にします。生まれる年が1~2年早ければ、戦場にかりだされていたでしょう。出征はしましたが、教育を受けているうちに終戦を迎えた年代です。

 私は読書という形で戦争を見てきました。最近になってお話してくれそうな方に、戦争の体験をお聞きすることにしています。

 戦場での体験は誰にも語りたくないと思ってこられた方が大多数のような気がします。それでもここまで来ると語らねばと思われるようです。

 話したいけれども家族が聞いてくれないとも言われました。

 「あんたは泣かせる」と言われたこともあります。そう言って体験されたことを話してくれました。ほんの1部だけのことかもしれませんが。

 2度と若者を戦場にいかせたくない、その気持ちを強くするのです。

 今の我が国の立っている位置が不安なのです。近隣諸国との軋轢を避けてほしいと思うのです。

 安倍総理が夫人と「武士の献立」の映画を見たと新聞で読みました。靖国に参拝するよりも、「永遠のゼロ」を見て「絶対に戦争はいけないと思います」とか言ったら、国民も中国も韓国もアジアの国々もぐっと軟化するではないかしら(笑)

 戦争でなくなった方々は靖国にお参りしていただくよりも、2度と戦争をしないということを願っているのではないでしょうか。

 「永遠のゼロ」見に来ていられた方は50歳以上の方々が多かったようです。そうです今この年代がしっかりと意見を言わねばなりません。

 そして若い世代にも是非見てもらい、戦争の恐ろしさを知ってほしいのです。そうすれば人の命がどんなに大切かも知ることでしょう。そして生きることの素晴らしさも知ることでしょう。

 やっぱり泣けました。
                                 依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


                          


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