昨日のつづきです。
このお家は、家の東と北側を2メートルと3メートルの庇を出して囲っているのです。
でも所詮は外ですから、埃をかぶっています。
木の漬物樽も7つ・・・・こちらは焚き物にしてもらいましょう。
プラスチックの桶は埋め立てに持ち込みですが、埃を洗い流さなければ、恥ずかしくて持ち込めません。
大小合わせるといくつあるでしょうか、まだ最終的な数の見当が付きません。
これを洗います。
そして出てきましたのは、漬物と果実酒の数々でした。
プラスチック桶の類と保存ビン・保存容器の類。
半端な数ではありません。
中身を処分して洗わなければなりません。
前回もかなり処分しました。蓋の取れないビンは割ったのです。
もうあらかたあれで終わったと思っていたのに、今回その3倍も現れました。
漬けるのが好きだったのでしょうね。
わかります、私だってその季節が来れば、心ウキウキとして作りますもの。
問題は食していなかったことなのでしょうね。
ビンにしても焼酎にしても砂糖にしても、結構お金を注込んでいますもの。
途中からお客様が中身を処分して洗ってくれました。
たくさんの味噌が仕込まれていました。何年味噌になるのでしょうか。
信州特産の粕漬けの樽も幾つもです。重くて持ち上げられません。
こちらも何年物でしょうか、もう食べれないと思います。
お母さんが元気なうちは、2年目になったものを、新しい粕に漬け直していて、とてもおいしかったと懐かしそうに話されました。
だんだん家族が減ってきているのに毎年同じ量を仕込んでいたのかもしれません。
これらの物を作った先代たちはもうおられません。
ようやく北側の庇に初めて入りました。
床も貼られ、建具で部屋になっています。
食器の類がダンポールに丁寧に紙に包まれて入っています。
昔の寄り事用なのかもしれません。
どちらのお宅も物であふれていますから、だれも貰ってくれる人はいませんから、埋め立てしかありません。
ここで叔母さんが合流してくれました。
判断してくれる方がいると、安心です。
物が多い家は、物を買うお金があったということなのだと思います。
購買力があるから、1つでいいところ3つ買ったのではと思うことがしばしばです。
手が付いていないものや、使えそうなものは、玄関に持ち込みました。
時間をかけて判断してもらわなければなりません。
ここまでになった原因としては、物を箱やビニールに包んで収納してしまったこと、それを収納する場所が存在したこと。
特にこのお宅は、次から次に収納場所を増やしたこと。
物は見えなくなると、無いと同じで、常に新しい物を買い求めたのでしょう。
なんで同じものがこんなにあるのと思います。
まだまだ続きます。
お読みいただきありがとうございました。
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