この頃、畑から菜花が届くようになりましたが、昨日はニラが届きました。
今頃食べれるなんて、前代未聞です。
本当にうれしいです。
昨日お客様のお片付けの私のできる部分はあらかた終わりました。
あとは会社の職人を入れ、壊しと補修です。
最後の難関は、「農薬」でした。
15ケ月前、あちこち分散していたのをまとめて置きました。
その時作業を中止してとのことでしたので、農薬は叔母さんにお願いしてJAに持ち込んでね、と用紙も渡してあったのですが、そのまま残っていました。
経験のない人は手が出なかったのでしょうね。
薬剤のメーカー、商品名、重量・形状を一つひとつ書き出していきます。
かなりの年月が経っているので、袋が破損したり、字が読みにくい物がほとんどです。
37種ありました。一つひとつビニール袋に入れてナンバーを振り養生しました。
ほとんどが殺虫剤系です。
それでも商品名がわかるのは、いいのですが不明が3つありました。
この不明の物は、JAと言えども、購入した時の何倍もの価格の処理料がかかります。
まだ専業農家でないから、この程度です。
出荷している農家はもっとあるかもしれません。
JAで今年の殺虫剤というのがあると思うのです。
毎年同じでは効かなくなるのでしょう。
余っていても使えないのです。
共同選果していて、抜き打ちで検査された時に、市場に届けた物と違う薬剤が出てくると、農協全体に出荷停止がきてしまうと、聞いたことがあります。
皆さんに迷惑が掛けられないので、古い物を使うことができません。
それが残っていくのです。自家用野菜にでも使えないかと思うのでしょうね。
だから桃やプルーンを出荷していた我が家にもたくさんあり、夫と1日がかりで分別、計量したのは、義父が亡くなってからのことでした。
畑の隅に埋めてしまえば、という方がいますが、それをやってはいけません。
土壌汚染になります。それこそ未来にツケを回します。
その土地を売った時、土壌改良求められたら、土地代金が消えていくかもしれません。
嫁にきて47年、有線放送で流される桃やプルーンの消毒のお知らせの中に「余った薬剤は自分の圃場で適正に処理してください」旨に、いつも違和感を感じます・・・・えー、この放送、年に12~13回、桃とプルーンそれぞれ、朝夕流れます。
ついでに言えば、マスク・手袋を付けてと。
47年全然内容がかわりません・・・・少し改良の余地ないのかなあーと。
でも変わったことがあります。
この消毒の朝5時から、景気のいい音楽が大音響で地域一体に流されていたのです。
私は明け方の音楽を聴きながら夢うつつでしたが、近くに農業に関係ない団地ができました。
「音楽を掛けないと消毒はできないものなのか」という電話が1本入り、音楽は無くなりました(笑)嫁いで10年後位でしょうか。
薬剤の回収はJAが年に2回やってくれているはずです、もちろん有料です。
なんでもため込まないことです。
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