
いつかは来るかなと思っていた米不足。
昨年秋、田んぼを委託している農業法人さんへ、地代としていただくお米だけでは足りないので、いただきに行った夫。
「ようやく、米価格が上がってよかったね」と話してきたといっていた。
その話を聞きながら、これまでのお米の価格では、採算が採れないだろうからね、と相槌を打った私。
その時の価格は上がったと言ってもそこそこだった。
現在の値上がりは流通操作なのだろうか。
農家が生産意欲をなくすような価格であるならば、米作りに精を出す人は減っていくだろう。
なんといっても、みんな高齢者だからね。
米作りは、八十八の手がかかる、という言葉があるけれど、今は機械にお金がかかる。
もう高齢者になれば委託という道を選ばざるを得ない。
先日国会中継の質問で、日本の米作りは生産性が悪いと言っていたけれど、それは机上論だなと思った。
集約化して、機械化にして、ドローンを使ってとか、いずれそんな日も来るだろう。
そして問題が一つ、我が家でも息子は農作業をしたことがない。
夫も退職してからだったけど、それでも同居していれば仕事は多少は見えていた。
これからは、農業を経験したことのない人たちばかりになっていくということだ。
耕作放棄地も多い。
けれど、その土地を明日から耕作しろと言われても、ほぼ不可能だと思う。
わが国、他国で生産された食料で生きている。
今回のように、何か事がひとつ起きると、どうなるのか想像してしまう。
昭和の米不足も経験したけれど。
国内で食の確保ができないということは致命的なことなのだと思う。
安心、安全の基本だわね。
庭先に野菜を植えなさいと提案された方がいらしたけれど、納得したなあ~。
備蓄米の放出が遅いという非難もあるが、実際お米は不足していたのであろうか。
みんながお米を食べなくなったのは事実、それがお米を作らなくなったことにつながっていったのだけど、みんなでもう少しお米を食べて、わが国の田んぼを支えなければならなかったのだと思う。
我が家、自分で田んぼは作らないけれど、地代で貰ったお米に買い足して、1年分を確保している。
このあたりの人は皆さんそうしていると思う。
誤算だったのは、孫の大学の寮は自炊だそう。
夫と1年分のお米の消費量を予想して確保していたけれど、たぶん夏には終わるかもしれない。
粉物を取り入れようかなんて考えている(笑)
お読みいただきありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。お帰りになる前に下の3つのうちの一つにポチッをしていただけると何よりもうれしいです、お願いします。
中島木材のホームページは こちら
いま この辺りでは それはないです。
米を作ってくれるだけでありがたいということのようです。
だから 作ってくれた人から 必要な一年分の米を
買うそうです。
土地の慣習もあるでしょうね。
そのうちに只になり、さらにお金を払って作ってもらうようになるでしょうと思っていました。
お米の価格が上がれば、委託者にもお米がくるかもしれませんね。
1度荒らしてしまうと、大変ですし、周囲の田んぼに迷惑がかかるので、みなさん何とか維持をしたいと思っています。
最近条件の悪い、湿つ田、大土手の田んぼは引き受けてもらえないそうです。