児童ポルノというのは見るに耐えない。写っているのが現実の児童だと思うと、可哀そうでならない。そして、このような映像で欲情する者の神経が分からない。
でも、児童ポルノが大量に作られているところを見ると、需要があるのだろう。世に変態の種は尽きまじか。
石原東京都知事は、漫画であっても児童ポルノ的なものを禁止しようとしている。漫画家たちは、ちばてつやさんを筆頭にしてこうした動きに大反対している。結論から言うと、私はちばてつやさんに与する者である。
まず、漫画で描かれるのは現実の児童ではない。そして何よりも、漫画で描かれたデフォルメされた人物を、どういう基準で児童と成人に区別しようとしているのだろうか?そんなこと、できっこない。
もっとも、区別できるかどうかが本質的な問題ではない。漫画に限らず、ポルノというものが一般に「青少年健全育成」を阻害するのかどうかについて、エビデンス(証拠)がないのである。
ポルノはいたずらに青少年を欲情させ、性犯罪へと導くのだろうか?前回述べたようにインターネットの世界にはポルノが氾濫している。そのため、最近の青少年の性犯罪が増えたという話は聞かない。
事態は逆で、最近「草食系男子」という言葉が流行っているが、もしかするとポルノの氾濫のために、今の青少年はヴァーチャルな世界で性的に満足してしまい、「草食系」になってしまったと解釈することもできる。
石原氏の頭には、ポルノ→いたずらに性的に興奮させる→性犯罪や一歩手前のことに青少年が煽られる、という単純な図式しかないようである。
ポルノは青少年の性的衝動を煽るか、または鎮めて「草食系」にさせるか?これは、きちんと研究してデータを出さなければ、「単なる思い込み」で政策が打たれることになり、由々しい事態である。
まず、青少年を無作為にA群B群の2群に分ける。そしてA群にはポルノを完全に解禁する。B群にはポルノを全面禁止にする。そのようにして、何年かたったあと、性についてA群とB群にどんな違いが出てくるか追跡調査をするのだ。
こうした実験は不可能かもしれないけれども、本当はここまでやってから法規制するかどうかを決めるべきである。こうした調査もしないで、これまでの常識や予断でもって、表現の自由を侵すかもしれない条例を作るなんて、もってのほかだと私は思うが、どうか。
でも、児童ポルノが大量に作られているところを見ると、需要があるのだろう。世に変態の種は尽きまじか。
石原東京都知事は、漫画であっても児童ポルノ的なものを禁止しようとしている。漫画家たちは、ちばてつやさんを筆頭にしてこうした動きに大反対している。結論から言うと、私はちばてつやさんに与する者である。
まず、漫画で描かれるのは現実の児童ではない。そして何よりも、漫画で描かれたデフォルメされた人物を、どういう基準で児童と成人に区別しようとしているのだろうか?そんなこと、できっこない。
もっとも、区別できるかどうかが本質的な問題ではない。漫画に限らず、ポルノというものが一般に「青少年健全育成」を阻害するのかどうかについて、エビデンス(証拠)がないのである。
ポルノはいたずらに青少年を欲情させ、性犯罪へと導くのだろうか?前回述べたようにインターネットの世界にはポルノが氾濫している。そのため、最近の青少年の性犯罪が増えたという話は聞かない。
事態は逆で、最近「草食系男子」という言葉が流行っているが、もしかするとポルノの氾濫のために、今の青少年はヴァーチャルな世界で性的に満足してしまい、「草食系」になってしまったと解釈することもできる。
石原氏の頭には、ポルノ→いたずらに性的に興奮させる→性犯罪や一歩手前のことに青少年が煽られる、という単純な図式しかないようである。
ポルノは青少年の性的衝動を煽るか、または鎮めて「草食系」にさせるか?これは、きちんと研究してデータを出さなければ、「単なる思い込み」で政策が打たれることになり、由々しい事態である。
まず、青少年を無作為にA群B群の2群に分ける。そしてA群にはポルノを完全に解禁する。B群にはポルノを全面禁止にする。そのようにして、何年かたったあと、性についてA群とB群にどんな違いが出てくるか追跡調査をするのだ。
こうした実験は不可能かもしれないけれども、本当はここまでやってから法規制するかどうかを決めるべきである。こうした調査もしないで、これまでの常識や予断でもって、表現の自由を侵すかもしれない条例を作るなんて、もってのほかだと私は思うが、どうか。