中学高校にはとんでもなく出来る生徒がたくさんいた。中には全国模試で一桁に入る奴もいた。彼らはまさに日本の頭脳と言えるだろう。
世に「教授病」というのがある。大学教授になりたくてなりたくて仕方がないような連中のことだ。教授になるために、論文の数を稼いだり、他愛もない内容の研究を国際学会で発表したり、彼らの努力は涙ぐましいほどである。
中学高校の同期の中で教授になった者はけっこういる。だが、彼らは「教授病」ではなかった。好きな研究をして、適当に発表していたら、自然に教授になってしまったという感じである。たぶん、周囲が放っておかなかったのだろう。
教授になった連中の昔の成績を思い出すと、「あいつ、大した成績でもなかったのに」という者は1人もいない。みな相当に出来る奴だった。教授になっても、さもありなんといった連中ばかりである。
だが大学教授の給料は意外なほど安い。だいたい年俸1200万円くらいである。これでも教授としては多いほうである。でも、有名会社の社員の30代前半くらいの報酬だ。研究が好きだからやっていられるとしか思えない。
一番給料が高いのは有名会社の役員である。大学教授の4、5倍だ。医者になった者は、教授と役員の間で下のほうくらいの報酬である。
役員も医者も、その頭脳はさまざまであり、びっくりするほど出来る奴から、私レベルまで、そのスペクトルは広い。
ただ教授だけはスペクトルが狭く、繰り返すが皆とてつもなく出来る奴ばかりだった。もっと教授を厚遇しないと、学術分野で日本が2等国になってしまうのは火を見るよりも明らかである。
世に「教授病」というのがある。大学教授になりたくてなりたくて仕方がないような連中のことだ。教授になるために、論文の数を稼いだり、他愛もない内容の研究を国際学会で発表したり、彼らの努力は涙ぐましいほどである。
中学高校の同期の中で教授になった者はけっこういる。だが、彼らは「教授病」ではなかった。好きな研究をして、適当に発表していたら、自然に教授になってしまったという感じである。たぶん、周囲が放っておかなかったのだろう。
教授になった連中の昔の成績を思い出すと、「あいつ、大した成績でもなかったのに」という者は1人もいない。みな相当に出来る奴だった。教授になっても、さもありなんといった連中ばかりである。
だが大学教授の給料は意外なほど安い。だいたい年俸1200万円くらいである。これでも教授としては多いほうである。でも、有名会社の社員の30代前半くらいの報酬だ。研究が好きだからやっていられるとしか思えない。
一番給料が高いのは有名会社の役員である。大学教授の4、5倍だ。医者になった者は、教授と役員の間で下のほうくらいの報酬である。
役員も医者も、その頭脳はさまざまであり、びっくりするほど出来る奴から、私レベルまで、そのスペクトルは広い。
ただ教授だけはスペクトルが狭く、繰り返すが皆とてつもなく出来る奴ばかりだった。もっと教授を厚遇しないと、学術分野で日本が2等国になってしまうのは火を見るよりも明らかである。