院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

GPSによるアメリカの支配

2011-06-27 13:07:50 | Weblog
 GPSなしには、もはや日本人の生活は成り立たない。カーナビはもちろん、飛行機や船舶の運航や、最近では携帯にGPS機能を付けて、個人の位置情報を得るまでになっている。

 GPSはもともとアメリカの軍事用に開発された。GPS衛星は30個飛んでいる。そのうちの数個が民生用のGPSとして使われている。この数個をアメリカが止めたらどうなるか?我が国は大災害並の被害を被り、産業はストップするかもしれない。

 だから、GPSは核爆弾ほどに恐ろしいものなのだが、それを自覚している日本人は少ない。アメリカが数個の衛星を停止させるだけで、ものすごい被害を他国に及ぼすことができる。

 残りの20数個の衛星はすべて軍事用だから、民生用GPSを止めても、アメリカはこれらを利用できる。(私の想像だが、軍事用は暗号化されているのだろう。)

 現在、GPSを我が国ほど便利に使用している国を私は知らない。我が国はカーナビの輸出国だ。かなりの国はGPSを使用しているのだろう。

 つまり、アメリカが他国を支配するのに核爆弾は要らないのである。

 それを嫌って、EU+中国は独自の位置情報システム「ガリレオ」を計画中だが、まだ実現に至っていない。我が国も別のシステムを準備中である。

 兵器などの軍事力だけでなく、アメリカはこのような面でもすでに世界を支配している。