院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

日記なぞ書かぬが健康

2013-09-07 05:00:09 | 生活


 中日新聞愛知県版の投書欄は、毎週金曜日は小中学生専用となる。大人の意見も子どもの意見も、似たり寄ったりの投書しか掲載されないから、なぜ子ども専用の日があるのか分からない。(大人の投書だって子ども並みの発想のものしか載せてもらえない。)

 それはさておき昨日は子供専用で、ある中学生の「日記を書くのは面倒になるが、頑張って続ける」との投書が掲載されていた。

 多くの人にとって毎日日記をつけるのは大変なことらしい。そして、日記を続けている人はいくらか尊敬されるようだ。

 ところが、日記を毎日つけるのは、私には病的な行為に思える。日記なぞ投げ出してしまうのが健康的な精神の持ち主である。

 実は私は学生時代から10年以上、毎日欠かさず日記をつけていた。途中ブランクがあって、40代からまた日記をつけ始め、これも10年以上続いた。

 わが身を振り返ってみると、日記をつけていた時期は精神的に危うい期間だった。「頑張って日記をつける」のではなく「精神的につらくて記録せざるをえない」から毎日続けていたのだと思う。

 今は健康的だから、私は日記をたまにつけるだけで、毎日は続けていない。いや、このブログを欠かさず続けているから、日記を書かずに済んでいるのかもしれない。もしかすると、ブログを何年も欠かさずに書くというのは、それ自体病的な行為かもしれない。