イプシロン打ち上げ成功をマスコミも国民も讃えている。国民が喜ぶのは自然だが、マスコミが讃えるのはどうしてか?
このたびの打ち上げ成功は、我が国が3分の1の価格で大陸間弾道弾を製造できるようになったことを意味する。北朝鮮のロケットがミサイルならイプシロンもミサイルである。
マスコミは陸上自衛隊がオスプレイを購入するのに反対である。オスプレイは墜落の恐れがあるし、陸自はすでにオスプレイの2倍の輸送力があるCH47大型ヘリを55機も持っているという。
マスコミのお家芸だが、ここにも「本質隠し」がある。大型ヘリは航続距離が短く他国まで行けないが、オスプレイは他国の奥まで侵入できる。イプシロンもオスプレイも抑止力になりうるのだ。
陸自の北富士演習場実弾演習の観覧チケットはすぐに売り切れた。マスコミは国民の演習好きを嘆いた。それならイプシロン打ち上げを見に肝付町に集まったロケット好きの人々のことも批判するがよい。