さっき、或る申し込みをするのにフリーダイヤルの番号に携帯で電話した。
こちらは、押した電話番号が間違い無いと思って電話していたのだが何か感じが違う。聞いて見たら(と言うか聞かれた)、全然違うところだった。
6と9を押し間違えていた。
気を付けていたつもりだったが、表示を良く確認していなかった、私のミスだった。
やはり、ボタン間隔が狭い携帯電話が、ジイサンにはきつい様だ。
と言う事で、また昔を思い出した。
かつては、どの家庭も電電公社(今のNTT)から借りているダイヤル式の黒電話だった。今では滅多に見ることも無い貴重品である。
これだと、前述の様なミスは無いのいだが。その代わり、ダイヤル方式の原理として、戻る時のパルス数を数えている(廻す時に数えると、人によってスピードが違って、誤接するので、戻りの一定スピードを利用している)ので、戻る時に指で強制的に操作すると、パルスが飛んで、番号間違いとなる場合は有るが(若い人は判らないだろう)。
黒電話は無くなったが、ダイヤル方式は未だに主流である。
電話機がボタン式になっているが、プッシュ契約以外は回線に出て行くダイヤル信号はダイヤルパルスなのだ(20ppsと10ppsの切替が有ったりする:PPS=パルス―ツウ―セコンド:1秒間に送るパルスの数)。ボタンの番号を電話機内の回路でダイヤルパルスに変換しているのだ。
ADSLモデムになっても、ダイヤルパルスの電話に対応する必要が有るので、モデム内に、この機能が全て内蔵されているのだ。
また、黒電話はベルを鳴らすのに(電流検出でも使うが)交換機から60V以上の電圧を供給する必要が有った。これも必要になるので、ACアダプタが大きいのかなと思ってしまう。
前の会社は、電電公社さまさまで、電話機/交換機関係の機器を色々作っていたので、この辺の技術を思い出した。今では使うことも無いが。