最近アマチュア無線のアクティビティは低く、5月の連休に半年振りに3.5/7/21MHzにオンエアーした。
そんな私でも、モービルもやりたくなって、と言うかオールトランジスタ式(今じゃ当たり前で、これでも古いが)トランシーバ回路の中身に興味が有りV/UHF帯オールモードのトランシーバーをオークションで探していて、トリオ製TS-770という144/430MHz帯トランシーバーを安く入札した。
アンテナは秋月より144/430MHz帯2バンド用ホイップを購入。BNCコネクタなので、M型コネクタ変換アダプタを付けて接続。
AC100V用のケーブルになっているので、車の運用では、最初300Wのインバータを通しての運用を考えていたが、なぜか容量不足でシャットダウンするので、DC入力用のケーブルを追加して先にシガーライタープラグを付けて動作確認を行った。
ところが、車のキーACCからOFFにすると、電源供給が止まり、周波数がデフォルトに戻ってしまう。
説明書を読むと、バックアップ用の電池(BU-BATT)を背面コネクタに接続する必要が有る様だ。今の機器ではバックアップが常識だが、昔(30年以上前の機種)のは、これが当たり前だった様だ。
単三マンガン/アルカリ乾電池×5本(7.5V)または単三ニッカド/ニッケル水素充電池×6本(7.2V)を接続するとあるのだが、コネクタが特殊(ピンが3本)なので、隣の穴を利用して一般のねじ式DCジャックを取り付けて配線した。これで、バックアップされていることが確認出来た。
消費電流は書かれていないので、どれ位持つか判らないが後継機のTS-780は単三×3本で10μA以下となっていた。
・・・実測で64mAだった。この値は、かなり大きいので長時間のバックアップは問題だ。
144MHzを受信して見ると、SSBで、遠くは神奈川県や群馬県が聞えて来た。FMの局の方が多く、近くの局がガンガン入ってくる。HF帯とは違った、電話代わりのおしゃべりといった感じで有る。
このTS-770はネットで調べると、一番数多く使用されている(全24個)トランジスタの2SC460(日立製)と言うのが劣化しやすいと出ている。代換品の2SC829(松下製)がいいらしいというので,購入先「樫木総業株式会社」 と言うところを見つけて今日発注した。
変更申請が通るまでに交換しようと思う。
ところで、終わって、いざエンジンを掛けようとしたら、クークー言って掛からない。バッテリーのみで運用していたので消耗してしまった様だ。
仕方なく、以前改造した古いバッテリー充電器を取り出し、3Aで3時間程度定電圧充電してみたらエンジンが掛かった。その代わり、過負荷で充電器の電源トランスが過熱し、絶縁ワニスの臭いが車内中充満していた。
消費電流定格 TS-770 TS-780
送信時最大 130W(AC100V) 130W
6A(DC13.8V) 5A
受信無信号時 45W(AC100V) 45W
1.5A(DC13.8V) 1.2A
局設備変更申請が必要になるので、本日TSSに申請書を送った。