注文していたプリスケーラIC(MC12080)が届いたので、改造に着手した。
まずは付いているSP8630 を電動吸い取り機で外す。
SOIC-8P(チップ)のICは殆ど使ったことが無いので、購入しておいた変換基板を使うことにした。
ICをクリップで押さえておいて18Wの半田鏝で付けていく。接続には丸ピンヘッダを使う。
基板の回路でなるべく改造が少なくなるピンに入れる(結果的には1番ピンを合わせた)。
だが、回路図通り行ったつもりだが、動作しない。
まずは、入力はDCカットのコンデンサ(1000pF)が必要。出力の負荷抵抗に470Ωが付いていたが、これをMC12080に指定されておる820Ωに変更したら、動作したものの、入力が無くても発振らしき波形が(50MHz)出ている。これでも入力に430MHzを入れるとちゃんと表示される。でも144MHzを入れるとでたらめな値が表示される。
あちこちパスコンを入れたりしたが改善されず、配線を最短で太くしても駄目。しまいには変換基板を使わず、最短で直配線したが同じである。
実は、オークションで1.3GHzまでのカウンターを落札して今日届いて正常に動作したので、これを使えばいいやと、夜も更けて来たので、あきらめて思い眠りについた。
ちなみに、カウンター同志でズレが有るので、どちらが正しいかは校正が必要。
翌日、何気なくコイルを入れたり、抵抗を入れたりしていたら、無信号時に発振波形消えて(カウンター表示も消えた)、信号はちゃんと周波数表示されるポイントが有った。
反転入力(ピン8)とGND間に220kΩを入れたら問題無くなった。
その後220kΩを可変してみたが、なぜか220kΩが一番良かった。
問題が無いわけでは無かった。102~107MHzの間だけ、表示周波数がでたらめになる。
どこか回路素子が共振して、波形歪みを起こしているのか?
いろいろとやってみたが、解決策は見つからなかったので、この周波数には使わないことにする。
入力の最低周波数は30MHzまで使えた。最高周波数は信号発生器が無いので144/430MHzトランシーバーを使って確認し、表示は問題無かった(出力波形は、結構汚いが)。
信号発生源はこの他に、選択レベルメータが100Hz~30MHz、AM/FMシグナルジェネレータが100kHz~110MHzが有るが、ヤフオクで落札したもので、校正されていないもので、どれも微妙に周波数が違って表示される。近いうちに、正確な校正器で合わせてもらおう。