トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

USBコネクタは欠陥だ?

2011-05-30 15:12:34 | デジタル・インターネット

 先日のパソコン相談室でも、修理の相談でノートブック側USBコネクタ破損が有った。
破損に留まらず、剥き出しになった端子が変形してケースに接触、全てのUSB端子に電源が供給されなくなっていた。
販売元に聞いたらマザーボードの修理(交換)になるので2万円以上は掛かると言われて来たものだ。
その前にも、メス側の端子部白色プラスチック折れが有った。
C00160 C03238 正式形状はA端子型でケーブルがオス(plug)でパソコン本体がメス(receptacle)となっている。
おそらく無理に逆挿した為に壊してしまったと思われる。
B端子型(プリンタ等)はハウジングが非対称(6角形)になっているので、逆には挿さらないのだが、A端子の場合は長方形なので、上下が判りにくく無理矢理押し込めばこのようなことになる。
(写真は秋月電子通商で販売されているUSBコネクタのもので、不良には関係有りませんので悪しからず)
見て入れればよいだろうという考えだろうが、デスクトップパソコンの裏は手探りで入れるしか無い(まあ、この場合は力が掛からないから間違いに気付くのだが)。
ノートブックは見えるお陰で気にせず無理矢理差し込むのだろう。
メーカーの言い分としてはUSBロゴマークを合わせるというのが逃げ道の様だが。
上下どちらでも差し込めるUSBハブも出ている(端子の上下にスペースが有り、端子が裏表両方に付いている)。
それにしても、設計者の端くれから言わせてもらうと、明らかに設計上の欠陥と思われる。(自分が当事者だったら言われたくは無いのだが)
端子の付いている部分のモールドが丈夫で絶対折れない強度で作られていれば、それは問題無いと思うのだが。
まあ、今更言っても、全世界に普及しているのだから、変更にはならないだろうけど、言うべきことは言っておきたい。
ショートで火災が起きれば原発事故では無いが、重い腰を上げるかも知れないが、その辺の電気的な保護はインターフェース条件に入っているのだろうから起きていないのでしょう。

(まあ、「USB逆挿し」でネット検索すると既に膨大なクレームがヒットするが)
読者には、今後注意して挿し込んで下さいと申し上げておくしかない。

コメント
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