今週の戦績

岩田康誠騎手の歓喜の雄たけびが京都競馬にこだました。

9月4日の札幌1レース。
岩田康誠騎手が騎乗したアキュートバイオ号、１コーナーをむかえる前に、その姿は画面から消えた。
12頭がゴールへむかる中、鞍ずれしたアキュートバイオ号と大地にたたきつけられた青い勝負服の岩田騎手の姿が取り残された。
左足関節外果骨折、右鎖骨骨折、頭部打撲。

2ヶ月のリハビリを経て先週復帰。
同日復帰を果たした横山典弘騎手が騎乗停止で「もうすこし休めということかもしれない」というコメントがあったが、岩田騎手の復帰は今日のために間に合ったということだったのかもしれない。

悪い調教ではなかったが、よれていたりと決して万全の調教状態とは見えなかった。
調子の波が激しい馬だけに、好調期に入ったとみればこの馬を当分追いかけるべきだろう。

馬券はスマイルジャックを購入。

三浦皇成騎手の落馬というのは、馬にとっては大きな痛手だった。
騎乗は初乗りの川田将雅騎手。小牧太騎手という選択はなかったものだろうか。

今週はこの単勝と土曜の東京４レースだけ。

5回東京６日目

マイルチャンピオンＳ。

主役となるべき馬が存在せず、難解なレース。

１番人気の⑧ダノンヨーヨーはＣ．スミヨン騎手が騎乗。この秋は天皇賞でブエナビスタで勝利している。２頭だし音無秀孝厩舎だが、正直ダノンヨーヨーの追い切りはごちゃついた中で判断が難しい。その２頭前を走っていたのが④オウケンサクラだが調教具合としてはこちらのほうが優先されていた感がある。

２番人気の⑯サプレザ。ルメール騎手は昨年のＪＣでのウオッカ以来のＧ１制覇を狙う。先週のエリザベス女王杯でのスノーフェアリーショックからの人気なのか。少々過剰人気ではないか。

⑰キンシャサノキセキだが、前走のスプリンターズＳ同様調教は万全だ。あとは適正力だけがポイントとなる。鞍上は先週Ｇ１勝ちのＲ．ムーア騎手。

⑨トゥザグローリーもこの距離の適正があるかどうかがポイントになる。新馬以来のマイルだが十分に対応力はあると思っている。Ｍ．デムーロの手綱さばきに注目がかかる。

７頭の生産馬と２頭の馬主、計９頭が社台系。
この９頭のうち、オッズ１０倍を切る上位人気４頭の鞍上がすべて外国人騎手というやりたい放題も厄介だ。いずれにしても社台系には下手に逆らわないほうが身のためだろう。

社台系以外で調教でピックアップしたいのは②スマイルジャックと③ライブコンサート。展開的に一矢を放ちたいのが⑩マイネルファルケ。
玉砕覚悟の方は単勝を少なめに買って楽しむことをお薦めする。ただくれぐれも３頭の単勝を買うなどというバカなことはしないように。