Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ハワイに行っていたのは幻だったか?

2018年06月08日 | ハワイ

 帰国した途端、とんでもない仕事の量と向き合うことになり、正直、ハワイに行っていたのは幻だったのではないだろうか、と考えてしまう日々を送っています。こうしている今ですら、ハワイの空気の香りや肌を照りつける太陽のことすらもう感覚的に思い出すことが難しくなっています。ブログはいいなと思います。このブログに来れば、自分がハワイに行っていたことをもう一度実感させてくれるわけですから。
 帰国前日に撮影した写真が携帯の中にあることを思い出しました。大学宿舎から裏道を歩いてショッピングセンターに何度か行きましたが、その傍になったのがこのスターバックスです。日本では見たことのないような色のスタバ。「アメリカっぽいな」と思いました。でも「アメリカっぽい」とはどんなものなんでしょうね。映画で見たアメリカの風景かしら?
 ハワイの余韻に浸りたいとは思うのですが、やっぱりこの文章を書き終えれば、ハワイはどっかに消えてしまうのかもしれません。


Good Bye Honolulu

2018年06月05日 | ハワイ

   空港にチェックインしてラウンジでセントレアに向かうフライトを待っています。怒涛のような7日間でした。着いた日から練習の毎日。観光らしいことはほとんどせず(ホノルルの海外は見ましたけれど)、大学内の宿舎と練習場所、スーパーマーケットとの往復でハワイ滞在が終わります。とはいえ、充実した滞在でした。やればできるんだな、ということを久しぶりに感じさせられました。また何か新しいことをやる勇気も出てきました。このイベントをアレンジしてくれた方々には心から感謝です。
   今朝、いつものように台所の外のテラスで一人で朝食を食べました。私は人より起きるのが早いし、自分のペースで生活がしたいので、あまり他の方と朝食を食べることがないのです。いつものように、いつもの場所で、チョコレートドリンク、甘いパン、ヨーグルトを食べて朝食終了。これで十分。
   最後にいつもの席を記念に撮影しました。ダイヤモンドヘッドの頭の部分だけが見えるテラスでの今回最後の朝食でした。明日からまた仕事三昧の日々です。8月中旬からインドネシアで調査のため再び海外です。それまでは日本でがんばろう。


二日目の舞台も終了

2018年06月05日 | ハワイ

   舞台2日目も無事終わりました。正直、肩の荷が下りました。これまでにやったことがない新しいことへの挑戦でしたし、日本では日々多忙なので毎日、仕事が終わった後、夜遅くまでこの準備に没頭していましたが、妥協せずにやり遂げられて本当によかったと思っています。ハワイや日本の大勢の方々おかげです。
   昨晩、練習場の外庭でパーティーをしてもらい、すべての日程は終了。あと3時間後には空港に向かっています。これから最後の荷物詰め。バリのように荷物はたくさんないので簡単です。いろいろ収穫の多い公演でした。帰国してからも反省を含めいろいろ考えることは多そうです。アメリカのグループとの関係ができたことで、また新しい可能性が生まれました。
   ハワイに遊びにきたいとはあまり思いませんが、次にハワイに来ることがあれば、再びハワイのガムラングループとコラボレーションをする時だと思っています。


舞台初日が終わりました

2018年06月04日 | ハワイ

   ハワイでの舞台初日が終わりました。600人ほぼ満員の観客が、最後はスタンディング・オベーションで拍手を続けてくれる経験なんて、人生初めてでした。そりゃ、嬉しかったです。言葉にならないくらいです。学者なのかパフォーマーなのか、どっちつかずで生きてきましたが、間違ってなかったのか、とちょっぴり思ったりしました。自分にはこんな風にしか生きられないし、たぶんこうして私の人生は続いていくんだと思います。
  舞台の写真は当然ありませんから、開始前のリハーサルの写真を一枚。ダランだけではなくバラガンジュルのチェンチェンを演奏しました。写真のPに注目。小さく映っていますが、かりゆしを着ています。ハワイの方々から「ハワイにない素敵なアロハだ」と言われましたが、3人の質問者に、それぞれ「これはメイド・イン・オキナワだ」とちゃんと説明してきました。どこに行っても沖縄プロモーションは重要です。ちなみに大学の近くの古着屋でレインスプーナーのアロハシャツを2枚買いましたが、ハワイで着たりはしません。ここで着るのは「かりゆし」です。


弁当その2

2018年06月03日 | ハワイ

   前回のブログに書いたFURIKAKE SAKANA弁当である。まずFURIKAKEは「ふりかけ」ではないことは間違いない。だいたい「ふりかけ」は何もかかっていなかった。かわりに魚(といっても白身魚、イカなど)の揚げ物が白飯の上にのっているだけの究極の野菜ナシ弁当である。この手の弁当には100パーセント野菜は入っていない。食べたければ別に買うしかない。こういう弁当は日本人、日系人の他、現地の方も購入味は結構いけており、おいしくいただいたのだった。とはいえ、完全に日本のお弁当には敗北である。
   定年後、ハワイで過ごしたいなんて人が日本に多いのも頷ける。気候は(たぶん)温暖だし、生活必需品はほとんど揃うし、日本のスーパーもあちこちにあるらしい。日系人がたくさんいることであまり東洋人であることが目立たないし、食べ物にも食材にもたぶん困らない。お金さえあれば快適であろう。まあ金銭的に余裕がなければここで生活はできないが。私はバリ派だな。


弁当その1

2018年06月03日 | ハワイ

   朝はパン、昼と夜は炭水化物を摂取しない生活を日本では送っているのだが、ハワイではそんな自分勝手な生活ができるわけもなく、また体力も消耗するためにしっかり食事をする。しかし海外だとどうしてもパン食が多くなるのだが、ハワイは日系人も多くごはんにまったく困らない。
   スーパーにいけばお惣菜コーナーがあって、白飯(あるいは麺)と適当におかずを選べばお弁当の完成である。そのパターンがこれ。久しぶりに麺にしようと、焼きそばと野菜、広東風酢豚にしたのだが、これはちょいと油ものが多すぎて、食事のあと若干気分が悪くなった。自業自得である。
   毎日、たいしたものを食べているわけではないが、これはかなりの贅沢の部類である。ちなみにこの日の夜は、FURIKAKE SAKANA弁当だったが、これは次のブログにとっておこう。ちなみにこれで8ドルなのでかなりお高めである。毎日バタバタと予定があり、お店でゆっくり食べる時間がない。今日も夕食持参で会場入りである。ちゃんと予定表にはPlease bring your own foodと書かれているところがいい。


本番会場での練習

2018年06月02日 | ハワイ

   昨日から土日に舞台を演じる行われるケネディホールでの練習が始まる。聞くところによると、州立のホールに次いで権威のあるホールだそうで、その理由で、ちょっと下ネタ的なセリフは主催者に削除されてしまった。まあ、郷に入れば郷に従えである。
   やはりホールの響きは普段練習している場所での響きとは違うためにお互いの音がなかなか聞きにくいもので、昨日の練習ではかなり苦労したのだが、本日二日目はだいぶ慣れてきてガムランらしい響きになってきたと思う。ハワイ大学のグループがどんどん上手になっていくのを見ているのが本当に楽しい。
   明日土曜日は一回目の舞台である。今日もいくつかセリフの修正があり、ぎりぎりまで台本作りが難航したのだがなんとか間に合った。あとはかなり喉がつかれて高音が出にくくなっているため、明日半日はそのケアーに努めなくては。1時間の舞台、来てから毎日2回ずつ、ほぼ10回はやっている。さすがに喉も限界か…。


ワイキキらしい風景

2018年06月02日 | ハワイ

   ワイキキに一人で出かけた。そして「ワイキキに行ったんだ」という証拠のように撮影したのがこの1枚である。もう説明なんかいらないな、と思うわけだが、前世紀に観光化が始まったハワイでは、観光化=海=海水浴という方程式が生まれ、この写真が定番になった。
  写真を撮影するだけで満足してしまうというのは観光という文脈の中でよくある話だが、まさに今回はその方程式通りにおさまった。大満足である。なんだか観光ガイドの写真の場所にいって満足する、というパターンである。私はこの写真を持って、「ワイキキに行った」という証拠も残せたのだし。
   ただ、どちらかといえば、私の印象の中には、大学のあるマノアの住宅街の中をさまよって、大きな犬に吠えられたり、細い小道を歩いてみたことのないような花に出会ったりした方が記憶に残っている。写真に撮影してしまったものは、記憶には残らないものなのか。 


パパイヤね・・・

2018年06月01日 | ハワイ

  考えてもみればハワイでパパイヤがとれるのはあたりまえである。南国だし、沖縄だってパパイヤは成長する。しかし実際にこうして売られているものを見るまではなかなか実感がわかないものだ。というよりも「ハワイ」には初めてきたものの、なんとなく「初めて感」がないのである。沖縄に十数年、バリに留学し、しかも毎年のようにインドネシアに行っている私にとっては、それほど違和感がないのだ。強いて言えば、沖縄とバリを足して半分に割った感じである。
  今日は空き時間に一人でワイキキに行ってきたのだが、わたしの中ではゴージャスな国際通りのように目に映った。沖縄のDFSがひたすら道路沿い並んでいるそんな感じである。それとは別に、テレビにハワイについて見すぎていて、なんだかその確認に来ているような感じがしないでもない。だいたい西洋なわけで、違和感がないのである。
  ワイキキから大学にあるマノアに戻ってきてなんだかほっとした。国際通りからかつて勤務していた沖縄県芸大に戻ってきた感じである。ぼくは年齢的に喧騒が苦手になってきているんだろう。マノアのマーケットで撮影したこの写真、観光局向けの場所ではない。沖縄のAコープで地場産のパパイヤが売られているそんな感じである。だからパパイヤをみてクールに「ふーん」と思ったのだろうか?


喉にいいかも?

2018年05月31日 | ハワイ

  ハワイでは不思議な飲み物が流行しているようで、その名もKOMBUCHA。日本人なら「昆布茶」を当然想像するが、実はそれではない。友人に調べてもらったところ、なんと日本で70年代に流行した「紅茶きのこ」が使われているようで(別に健康ドリンクとは明示されていない)、さらにジンジャーがたっぷり入っている。一口飲ませてもらったのだが、このドリンクのショウガの量は相当なもので、これは喉に効果があるんではなかろうか、と閃いたのだった。
  ちなみに今回の上演は1時間近く私は一人で声を出し続けているため、鍛えているとはいえ、かなり喉にダメージがある。なので練習後はなるべくしゃべらないし、喉を温めたり、のど飴をなめたりといろいろ工夫している。ここでKOMBCHAの発見はなかなかのもの。ということで今夜の練習で試してみたのだが、一つ問題なのは「微炭酸」というところだった。炭酸を飲んでセリフを語ったり、歌をうたうと、時々、炭酸が口から「〇ェ!」と出てきてしまいそうになるのである。
   とにかくあと二日稽古、そして二日間の本番。いかに喉をいいコンディションにもっていくかが公演成功の鍵である。