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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

トマトの苗を植えてから1か月経過

2016年06月18日 | 家・わたくしごと

 国分寺の実家の庭にトマトの苗を植えたのは5月21日、ということは今日でほぼ1か月が経過したことになる。あのとき握りこぶしより少し大きい程度の苗は、なんと1メートル60センチ近くに成長したのである。ちなみに3本あった苗だが、一本は「わき芽摘み」に失敗して大きくならないというが、とにかく大満足の成長である。私は結局、植えただけで母がすべて世話してくれている。そのため、毎回、実家に来るたびに苗の成長を見るのが楽しみになった。
 ちなみにもう緑の実がなっているが、まだ収穫するには時間がかかるそうだ。トマトは実がなってから赤く熟するまで時間がかかるという「常識」すら、考えてみれば今まで知らなかった。これまでも庭にトマトの苗があったにもかかわらず、あまりに無関心だったことを反省する。
 最近思うのである。50歳半ばを過ぎてももまだまだ身近なことですら知らないことが多い。毎日、大学と家を往復するだけで仕事に終われ、同じ人に会うばかりだと、新しい知識や刺激に乏しくなる。だからこそ、些細なことであっても、新しいことに向き合わなければ、何か自分の人生そのものが停滞してしまっている気がしてならないのだ。今、仕事に終われる日々だからこそ、余暇を積極的に利用して、「ポジティヴに新しいことに挑戦すること」の必要性を実感する。たかだかトマトの苗を植えただけなのだが、そこから得る喜びや、これまでにかわしたことがなかった内容に関する両親との対話は、自分の人生に新たな彩をもたらしてくれている。